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Tetsuya Kawahara

転職などで会社が変わるときのSAPアカウント関連の引き継ぎについて調べたので簡単に整理しておきます。 SAP Support Portalへのログイン、SAP認定資格者情報などにはS-User ID(えすゆーざー)を使います。 SAP Community Network(SCN)へのログインもそのままS-User IDを使っているのではないでしょうか。 S-User IDでSCNにログインしていると、プロファイルで確認しても確かにSCN User ID=S-User IDになっています。 実はこのS-User IDが会社を変わる場合の曲者になってきます。 S-User IDは会社、もっというと保有SAPライセンスの単位であるカスタマー番号に紐付いており、 以下にあるように他のカスタマー番号に移管することができません。 転職の場合はもちろん、同じ企業グループ内の異動であっても、もしライセンス契約が異なっている場合は カスタマー番号が異なるためS-User IDは引き継ぐことができず、新しいカスタマー番号配下で新たに取り直す必要があります。 ここで問題になってくるのは、上述の通りSCNにS-User IDでログインしている場合、SCN User IDも引き継ぐことができず、 新たに取り直したS-User IDを使う必要があり、またこれまでのブログやコメント、ポイントなどを移管することができない点です。 以下のドキュメントにも複数アカウント情報をマージできないと記載があります。 Support FAQ for User IDs and

SAP HANA SPS11がひっそりと(?)提供開始されています。 リリースノートやマスターガイド、インストールガイドといったドキュメント類は以下に集約されますが、 SAP HANA Platform – SAP Help Portal Page にある What’s New in the SAP HANA Platform (Release Notes) – SAP HANA Platform SPS 11, Features Included in Revision 110 など、今時点(2015年11月26日)ではSPS11関連の情報は更新されていないです。 SAP

7月1日付でレッドハット社より以下のプレスリリースが出ています。 Red Hat Enterprise Linux for SAP HANA® Available on Amazon Web Services 実は6月11日から提供済みだったようですが、RHEL for SAP HANAがAWS上で利用可能になりました。 AWS上のHANAはこれまではSLESのみだったので、選択肢が広がりましたし、 なにより日本でシェアの高いRHELを待ち望んでいた顧客も多いのではないでしょうか。 利用方法はAWSの「SAP HANA Quick Start」を参照します。 基本的にはAWS CloudFormationの「テンプレート」でセットアップ用のRDPインスタンスとNATインスタンスを構築し、 RDPインスタンス内にあらかじめ用意されたPowerShellスクリプトを実行していくつかの選択肢を入力するだけです。 あとは自動で構築処理が走り、数十分(シングルノードで25分、マルチノードで35分から1時間)でHANAが利用可能になります。 なお、RHEL for HANAを利用したい場合はPowerShellスクリプトを実行する前に 「AWS Marketplace」からあらかじめAMIをサブスクライブ(利用許諾への同意)しておく必要があります。 CloudFormationでHANAまで自動展開する場合はManual LaunchからAccept Terms(利用許諾への同意)をクリックします。

「SQL Server 2014のSAP正式サポート開始」ということで、試しに以下の組合せでインストールしてみました。 SAP NetWeaver 7.4 SR2 ABAP Stack SQL Server 2014 CU6 Windows Server 2012 R2 インストールの流れは特にこれまでと変わりません。 OSインストールと初期設定 SQL Serverのインストール SWPMでSAPインストール SAPインストール後処理(Tr-cd: STC01でBASIS設定の大半は自動化) 2項SQL Server 2014のインストールに関するポイントだけ簡単に記載します。 SQL Server 2014のインストールメディア SAP Note 1970448 – SAP

SQL Server 2014のSAP正式サポート開始に合わせて以下のSAPノートが公開されました。 知っている人の間ではけっこう問題になっていたのですが、 マルチテナントのクラウド環境へのバンドルライセンス持込みの制限について記載があります。 SAP Note 2139358 – Effect of changes in licensing terms of SQL Server 正確な文言はSAPノートを参照ください。簡単にまとめると以下となります。 マルチテナント環境での利用は許可されないと明記されています。 また既にマルチテナント環境で動かしてしまった既存顧客はSQL Server 2014に上げるまで、 最長2019年10月31日までは現行の契約が有効となるようです。 なお、マルチテナント環境でSQL Server 2014へのアップグレードを検討している顧客に対して 以下の4つが解決策として提示されています。 HANA、HECへのマイグレーション クラウドで利用可能な他のデータベースにマイグレーション SQL Serverのままシングルテナントのクラウドへ移行 Microsoft Software Assuranceを追加購入してクラウドへのライセンスモビリティを申請

2015年3月11日付でSQL Server 2014がSAP正式サポート開始となりました。 ずいぶん前に「SAP on SQL Server 2014のサポート状況」という記事で一通りまとめているので詳細は割愛します。 細かい部分で一部情報が更新されていますので該当のSAP Noteをご参照ください。 追加事項として、SAPバンドルデータベースライセンス(ランタイム)保有カスタマーと ノンランタイムカスタマー用でSAP社から提供されるSQL Server 2014のインストールメディアが異なっています。

12月2日付でちょっと面白い(?)SAP SD 2階層ベンチマーク結果が公開されましたのでご紹介します。 以下はSAP SD Standard Application Benchmark Results, Two-Tier Internet ConfigurationのSAPS値を降順で、 つまり記録の良いものから順に並べたトップ3になります。 世界最高記録は、1年半ほど前に書いた「SPARC M10がSAPベンチマークで世界記録を達成」の記事のまま、 今でも富士通のSPARC M10-4S 40CPU/640コアによる844,420SAPSですが、 今回2位につけた富士通のSPARC M10-4S 32CPU/512コアのデータベース(RDBMS Release)にご注目ください。 なんとCY2015/Q1にSAP認定予定でまだ正式サポートされていない「Oracle 12c」でベンチマークを実施しています。 ちなみに3位はOracleのSPARC M6-32ですので、トップ3をSPARC Solaris/Oracleで独占していることになります。 なお、今回の記録は2位ですが、スペックを比較してみると以下が分かります。 1位 2位 機種 SPARC M10-4S SPARC M10-4S

「RHEL7のSAP正式サポート開始」ということで、試しに以下の組合せでインストールしてみました。 SAP NetWeaver 7.4 SR2 SAP ASE 16.0.0.5 Red Hat Enterprise Linux 7.0 SAP HANAのサポートOSはまだRHEL 6.5のみですが、将来的なRHEL 7.x対応への期待と アプリケーションサーバーもRHELに統一した構成などを見据えています。 もちろんHANAだけでなく現行UNIX/Any DBからのOSマイグレーションなどもアリです。 RHEL7ではシステム起動とサービス管理の仕組みがこれまでのSysVinit/Upstartからsystemdに変更され 操作性なども大きく変わっていますので、このあたりの確認もしています。 簡単にインストールの流れを紹介します。 RHEL for SAPサブスクリプションがあればsapconfモジュールでOS設定は不要なはずですが、 サブスクリプションを持っていないので、通常のRHEL7にSAP Noteに従ってマニュアルで設定しています。 まず、RHEL7をインストールします。 Red Hat カスタマーポータルから30日間の評価用サブスクリプションを申請し、ISOイメージを入手しておきます。 インストーラーも大きく変更されています。 これまでのウィザード形式とは違い、一覧から必要な項目を選択して設定する形式になっています。 SAP環境では以下に注意して設定します。

2015年2月5日付でSAP on Oracle Development Updateに更新が入っています。 この資料の21ページにご注目ください。 SAPサポート開始予定日に「2015年3月31日」と明確な日付が追記されました。 サポート対象はOracle Database 12.1.0.2で、SAP NetWeaver 7.xを基盤としたシステムになります。 この時点で12cのいくつかの新機能もサポートが予定されています(22、23ページ)。 例えば、Exadata上のACFS(共有ファイルシステム)で/sapmntが使えるようになったり、 RMANバックアップ/リストアがクロスプラットフォームに対応したり、Active Data Guard Far Syncといった 災害対策ソリューションなど、気になる機能が多いです。 なお、12cで最も期待の大きいマルチテナントとインメモリーは初期認定から遅れてのサポートとなるようです。 ***2015年3月9日追記*** 3月5日付で以下のSAPノートが公開されました。より詳細な情報が載っています。 2133079 – Oracle database 12c: Integration in SAP environment 主な内容は以下です。 DBアップグレードは3月31日~ 新規インストール/システムコピーは5月~(SWPMの次期バージョンリリースに合わせてと推測)

「Announcing General Availability of SAP Landscape Virtualization Management (LVM) 2.1」 にある通り 日本時間の2月3日今朝方にSAP LVM 2.1が一般出荷となりました。 概要と新機能一覧は上述の記事をご参照ください。 日本国内でもランプアップ期間中から富士通・ネットアップ・SAPジャパン3社で共同評価を進めており、 先日1月28日に開催されたNetApp Innovation 2015でもセッションの中で実機デモを披露しました。 ここでは、上述の記事の補足としてスクリーンショット付きで新機能を紹介したいと思います。 SAP HANAのシステムプロビジョニング自動化 SAP LVM 2.1でついにスタンドアロンHANAデータベースおよびSuite/NetWeaver on HANAシステムの システムプロビジョニング(クローン、コピー、リフレッシュ)に対応しました。 実際にシステムクローンを実施してみました。 スタンドアロンHANAデータベースですが、6分ほどでクローン処理が完了しています。 システムコピーについては/hana/shared配下のHANA LCM toolと連動してシステムプロビジョニングが行われるため、 スタンドアロンHANAデータベースの場合はSWPMの指定が不要です。 また、hdblcmの仕様上、ディレクトリ(ストレージボリュームのマウント先)も少し工夫が必要です。