- 前提条件
SAP SQL Anywhereが既にインストール済みであることが前提となります。
新規のインストールを行う場合は、インストーラーの入力画面でライセンスキーを入力してください。
- 準備作業
対象となる実行プログラムの種類とデータベースアプリケーションのビット数(32ビット、または64ビット)を確認します。
SQL Anywhereにはライセンスキーの設定対象となる3つの実行プログラムがあります。
それぞれの実行プログラムに対応するライセンスファイル(
.lic)が存在しているので、ライセンスキーの設定は各実行プログラム毎に行う必要があります。
1 |
ネットワークデータベースサーバ (dbsrvXX) |
dbsrvXX.lic |
2 |
パーソナルデータベースサーバ(dbengXX) |
dbengXX.lic |
3 |
Mobile Linkサーバ(mlsrvXX) |
mlsrvXX.lic |
上記 XX には製品バージョンの番号が入ります
。
ライセンスキーの設定方法
以下の作業はすべてコマンドプロンプトから実行します。
1.カレントフォルダの変更<br>対象のライセンスファイルを操作するため、製品のインストールフォルダに移動します。
例:
>CD "C:\Program Files\SQL Anywhere XX\BinYY"
上記 XX には製品バージョンの番号が入ります。
上記 YY には対象となるアプリケーションのビット数(32 または 64)が入ります。
たとえば、SQL Anywhere 16の64ビット版を使用する場合、次のような指定を行います。
>"C:\Program Files\SQL Anywhere 16\Bin64"
dblic ユーティリティは、各実行プログラムとは異なりファイル名にバージョン番号を持たないため、他バージョンのSQL Anywhereがインストールされている環境でこの作業を正しく行わないと、異なるバージョンのdblicユーティリティが誤って起動される可能性がありますのでご注意ください。
2.ライセンスキーの設定
dblic ユーティリティを使用して、ライセンスファイルにライセンスキー情報を設定します。
構文:
dblic.exe -k “ライセンスキー” “対象となる実行プログラムのライセンスファイル”
例:
SQL Anywhere 16のネットワークデータベースサーバのライセンスキーを設定する場合、次のようになります。
>dblic.exe -k “00000-00000-00000-00000-00000” “dbsrv16.lic”
dblic ユーティリティの実行が成功した場合、次のような表示が行われます。
(購入された製品形態やアドオン、ライセンス数、およびインストールされている製品バージョン等により表示される内容に若干の違いはございます)
SQL Anywhere サーバライセンス取得ユーティリティバージョン 16.0.0.1324
ライセンスが正常に適用されました。
Workgroup Edition
ライセンスされるコア : 1
ユーザ : テストユーザ
会社 : SAPジャパン
インストールキー : 00000-00000-00000-00000-00000 |
なお、誤ったライセンスキーを入力した場合は「無効な登録キーです。」、
誤ったライセンスファイル名を入力した場合は「ライセンスファイル '<ライセンスファイル名>' を開けません。」
というエラーが表示されますので、入力した内容を確認してください。
3.上記1.から2.の手順を必要に応じて繰り返し行ってください。
- ライセンス情報の確認方法
以下の作業はすべてコマンドプロンプトから実行します。
1.カレントフォルダの変更
製品のインストールフォルダに移動します。
詳細はライセンスキーの設定方法の1.に準じます。
2.ライセンス情報の表示
dblic ユーティリティを使用して、ライセンス情報を表示します。
構文:
dblic.exe ”対象となる実行プログラムのライセンスファイル”
例:
SQL Anywhere 16のネットワークデータベースサーバのライセンス情報を表示する場合、次のようになります。
>dblic.exe “dbsrv16.lic”
dblic ユーティリティの実行が成功した場合、次のような表示が行われます。
SQL Anywhere サーバライセンス取得ユーティリティバージョン 16.0.0.1324
ライセンスが正常に読み込まれました。
Workgroup Edition
ライセンスされるコア : 1
ユーザ : テストユーザ
会社 : SAPジャパン
インストールキー : 00000-00000-00000-00000-00000 |
以上です。