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ariyama
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はじめに


SAP Inside Track Tokyo 2023 が開催され、スピーカーとして参加させていただきました。

2021年から視聴者として参加していたのですが、2022年のLCNCハッカソン参加を機に積極的に発表する機会を増やそうと思い、登壇させていただきました。

私はハッカソンでの知見を活かしweek4 の App Dev & Automation で「ここが変わった!SAP AppGyver → SAP Build Apps」というセッションを持たせていただいたため、その報告をしたいと思います。

 

セッション内容の前提


セッションの内容としては、SAP AppGyver時代にLCNCハッカソンで作ったアプリケーションをSAP Build Appsで作り直してみた!というものです。

ざっくり言うと食品流通業社に向けた在庫転送の補助アプリケーションを開発しました。

セッションの中でもアプリケーションのデモを見せていますが、以下の記事も参考にご覧ください。
2022年のLCNCハッカソンで優勝した際のインタビュー記事です。どんなアプリを作ったかもふわっと触れております。

SAPジャパン パートナー様向け ローコード・ノーコードハッカソンインタビュー ~SAPソリューション拡張部門ファイナリスト座談会編~

SAPジャパン パートナー様向け ローコード・ノーコードハッカソンインタビュー ~SAPソリューション拡張部門最優秀賞受賞者編~


当時はSAP AppGyverでバックエンドを作れなかったので、Cloud Application Programing model (CAP)を使ってバックエンドを作っていました。
SAP Build Appsになり、バックエンド開発機能「Visual Cloud Function」が追加されましたので、今回のセッションはCAPで作ったバックエンドを「Visual Cloud Function」で作り直せるのか試してみました。

 

準備


SAP TechEd 2022, Accelerate Development with Visual Programming in SAP Build Apps [AD111]を見る

SAP Tutorials for Developers, Mission[Use SAP Build Apps to Add Social Media Features to a Business ...をやってみる

・ハッカソンで作ったアプリケーションを見返してバックエンドの機能を確認する

・バックエンドの機能をVisual Cloud Functionで作ってみる

 

セッション内容


・SAP Build Appsとは

・SAP Appgyverでできなかったこと

・SAP Build Appsになってどうなったか

・SAP Build Appsのバックエンドを触ってみた所感

資料はこちら

セッション録画はこちら



 

最後に


SAP Build Appsを使っての感想と懸念


LCNCツールであるSAP Build Appsは本当に気軽にアプリケーションを作れるサービスになっていると思います。特にWebアプリケーションとしてデプロイする場合はセキュリティ周りのこともうまいことやってくれるので開発側がほとんど意識しなくてよく、非常に楽です。

またAppGyverからBuild AppsになってSAP Build Work ZoneやSAP Build Process Automationとの連携方法などが簡単になり、LCNCで作れるものが増えた印象です。

とはいえ実際に市民開発と呼べるような開発をするにはまだハードルがあると思っています。

今回の発表で主に使ったVisual Cloud Functionはバックエンドを開発する機能でしたが、こうしたバックエンドの機能はローコードとはいえ複雑になりがちでセキュリティ上も気を付ける部分が多いです。
LCNCツールでできることが増えたからこそ、市民開発者とプロ開発者の役割分担や、市民開発者がツールを使えるようにするための教育など、使い方を考えていきたいです。

Inside Trackについての感想


今まで勉強させていただいていたイベントで自分が話すということで緊張しましたが、運営の皆様のサポートもあり無事に発表できました。

自分の中のノウハウもAppGyverからBuild Appsにアップデートすることができ良い機会になったと思います。やはり手を動かして物を作るのが楽しいです。

今回の発表は技術的な検証とデモがメインでしたが、次回の登壇ではLCNCツールのプロジェクト活用を目指し、その体験を踏まえた考えの発信をしたいです。

このような貴重な機会をいただいた運営の皆様、ありがとうございました。

 
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