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「この記事は SAP-unofficial Advent Calendar 2022 の12月21日分の記事として執筆しています」

 

お客様のクラウド活用が常態化し、SAPがクラウドシフトを加速させている今、SAPにおいてもコミュニティの重要性は今まで以上に高くなっていると感じています。

SAPのコミュニティということで言えば、

コミュニティグループ


SAPユーザーグループ、テクノロジー系のCommunity.sap.com、イノベーション系のSAP.IO や”SAP Innovation Network”があります。



イベント


SAP Sapphire Global / SAP TechEd Global


この辺は、よくご存知で、特に説明するまでもないと思いますので、今日はジャパンのSAPコミュニティについて、BTPを例にして整理したいと思います。※

※ 筆者が認識している範囲での記載になりますので、内容や名称については、一部抜け漏れがあるかもしれませんが、その辺はご容赦ください。


 

どこの本で読んだ言葉かは忘れてしまいましたが、今の時代におけるコミュニティの意義を、以下の単語に当て嵌めて整理してみました。


古くからこれまでも、SAPが提供するセミナーやワークショップなどのセッションはあったわけですが、主にSAPのことを学習しようとすると、本やマニュアル・研修などによる学習(自助・公助)が多かった訳ですが、今の時代においては、複数の専用的なクラウドサービスの活用、AIやML、 NC/LCテクノロジーといった新技術トレンドをキャッチアップし、膨大な量の知識を必要に応じて手に入れて役立たせるためには、企業が提供するガイドやトレーニングと自己学習だけでは十分ではないという状況に来ています。

おそらく、多くの皆さんも同じような感覚をお持ちになったことがあるのではないでしょうか?

一人が多くのことを専門的に深耕(しんこう)するのではもう追いつきません。コミュニティメンバー同士が学んだ知識を共有しあうことでこの自助・公助の何倍もの情報に触れることができる。そんな共助のネットワークがこのクラウドの時代には欠かせない活動になると改めて感じています。

 

SAPジャパンでもBTPは早くからこのコミュニティの力を活用し、ソリューションの価値を、現場での利用の知識を届けることに意識を配ってきました。

下の図は、現在日本において提供・開催されているBTPに関係するコミュニティやエコシステムの一覧です。


それぞれの活動の活動で、特徴的なものを少しご紹介します。

<定期的なコミュニティ活動>


SAP BTP Meet the Experts


毎月開催:テーマを決めてSAPのBTPコンサルやスペシャリストとパートナー社のBTPを推進するエキスパートの皆さんが参加して、そのテーマについてお互いの経験やテクノロジーについて意見を交わす一歩進んだエキスパートたちのサロンです。

S/4HANA拡張を考える会


四半期開催:S/4HANA拡張には欠かせないBTPに関して、関心あるパートナーさん・ユーザー企業さん全ての方が参加できる情報提供の場になります。

SAP Inside Track Tokyo


年次:年初に毎年開催している草の根コミュニティイベントです。前回はのべ600名を超えるみなさんが40本近いセッションを視聴して大いに盛り上がりました。今年は”みんなでもっと学び合い!”をテーマに開催いたします。是非、ご参加ください。

イベント詳細はこちらのブログから>Link

SAP BTP users Meet Up #New#


今年から始まった日本のBTP導入企業さん同士の交流の場になります。ユーザー企業さんの導入プロジェクト事例の発表や、SAPのBTPエキスパートからの最新事例やおすすめ技術に関するセッション、ユーザー同士の意見交換会などをご提供しています。

 

<個別技術セッション>


今年は、パートナー企業向けのLC/NCハッカソン大会を開催したり、SAP Process AutomationやSAP Build Appsを利用したハンズオンワークショップをパートナー向け・ユーザー企業さん向けにご提供したりと、実際に体験してもらうイベントの提供にフォーカスしました。

みなさんにとって、有効なセッションであったと心から願ってます。ご意見・感想あれば改めてください!!


<情報コンテンツ>


技術ブログ


ここが重要な活動です。SAPのメンバーもBTPに関するブログを共有できるように努めていますが、パートナーの皆様のこちらへの情報の提供も含めて、今まで以上に活性化することが自分を助けてくれることにつながると信じてます!!

実際、私自身もブログからさまざまな新しい知識・ユースケースなどを獲得することが多々あります。とっても助かってます!

日本語でも相談しやすいように、日本語QAコミュニティグループTOKYOを新しく開設しました。一人でも多くの皆さんの活用を待ってます!!


<SAPBTPチャンピオン&アンバサダー>


SAP Partner Summit (毎年3月) のイベントにてSAPジャパンからその年に最もBTPビジネスに貢献いただいた皆様を表彰させていただいています。こんな活躍いただいてる個人の方をフューチャーしていくのも大切だなと考えています。

この方々は、SAPが主催するイベントやセッションなどで登壇いただいたりと、コミュニティでの露出の機会をSAPとして提供していきたいと考えています。

今年のエントリー期限も今週が締め切りと聞いています。どんな方が受賞されるのか今から楽しみです!!

2022年の受賞者は、以下の方々でした。>Link

BTPチャンピオン


宮脇 栄志様(アクセンチュア株式会社)

柳川 典久様(日本アイ・ビー・エム株式会社)

吉澤 龍太郎様(富士通株式会社)

BTPアンバサダー


猪狩 文彦様(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)

岩田 一真様(PwCコンサルティング合同会社)

宇野 泰行様(株式会社クニエ)

小林 泰之様(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社)

峰 さゆり様(SCSK株式会社)

山下 俊一郎様(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)

劉 墨妍様(株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ)

 

<PartnerのBTP体制構築と連携>


体制構築


BTPの提案体制・導入支援体制が進んでいるパートナーさんがここ数年で増えてきました。BTP推進がうまくいっているパートナーさんの共通した特徴は、BTP推進担当者及び担当チームを組織して、そこがBTPに関する取りまとめ(技術習得・社内へのナレッジシェア、SAPのBTPスペシャリストとの連携など)ていることです。

連携


BTPはテクノロジーの幅が広く、SAPレガシーなパートナーさんからすると経験の不足しているオープン系の技術が必要になるケースなどがあります。自部門や一社で賄えないケースにおいて、BTPのデリバリに熟達したテクノロジーパートナーと連携して、プロジェクトを推進するケースも増えてきました。このような得意分野を活かしたパートナー連携というのもクラウド時代の新しい形かもしれません。

 

<独自コミュニティ>


日本のSAPでのテクノロジー系コミュニティを語る上で、chillSAPは欠かせない草の根コミュニティ活動です。

このコミュニティの活動が日本のSAP技術者同士の横のつながりを強めてくれている重要な役割を果たしてくれていることは間違いありません。

上述のInside Track Tokyoの運営・司会もこのコニュニティメンバーが行ってくれています。

 

最後に


日本のBTP One Teamとして、色々と推進してきたことについて、改めてまとめてみました。

書いてみると色々やってきてるなと思いつつ、まだまだコレからな部分もあると自認してます。

ぜひ、みなさんの声を聞かせてください。来年以降のアイデアとして採用させていただくかもしれません。