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日本では多くの交通系ICカードが利用されています。なかでも、最も代表的なのはJR東日本の提供するSuicaではないでしょうか。交通系ICカードは、公共交通機関を利用する際の支払いに利用することで、面倒で時間のかかる現金のやり取りを削減できます。

実は、日本におけるConcur Expenseで処理される経費の約60%は公共交通機関を利用した経費なのです。公共交通機関の経費を正確に素早く処理できることは、日々のバックオフィス業務の効率化に強力につながります。

今回、SAP Concurのローカライゼーションにおける最新のプロダクトとして、ICカード連携をリリースいたしました。ICカード連携とは、日本の公共交通機関等で利用される交通系ICカードの利用履歴をユーザーのConcur Expenseアカウントに自動で連携する機能です。

 

本機能をご利用いただく3つのメリット



  1. カードリーダーデバイスが不要となりデバイス導入コストを削減

  2. デバイスで読み取るためのオフィスへの出勤不要

  3. 手入力の間違いを防止し経費精算の正確性を向上


Suica等の交通系ICカード自体には、利用履歴が20件までしか保存することができません。そのため、カードリーダーデバイスを利用の場合、公共交通機関を多用するユーザーは頻繁にカードリーダーで読みこむ必要がありますし、もし読み込み前に20件を超えてしまった場合は手入力で交通費を入力する必要があり、詳細を忘れてしまったり間違った情報を入力するリスクがあります。ICカード連携機能をご利用いただけば、履歴は自動で連携されるため失われることがありませんし、誤入力の心配もありません。

 

本機能の概要


SAP Concurは、日本で最大のICカード提供者であるJR東日本(Suica)と連携を開始しました。SAP Concurに登録されたICカードを利用すると、ユーザーの利用するSuicaの利用履歴が自動的にConcur Expenseの「レポートに追加できる経費」に連携される仕組みです。

 

ご利用の流れ





  1. 交通系ICカードを取得します(現在はSuicaのみ連携可能です)

  2. Concur Expenseに交通系ICカードを登録します

  3. 交通機関利用時に、登録が完了した交通系ICカードで支払います

  4. 利用履歴が自動的に連携され「レポートに追加できる経費」に表示されます

  5. 経費精算レポートを作成して申請します


 

現在は日本において発行枚数が最大であるSuicaとの連携を実現しております。

 

この記事では、SAP Concurのローカライゼーションにおける最新のプロダクトとして交通系ICカード連携機能をご紹介し、ご利用のメリットおよびカードリーダー利用との違い、また、ご利用の流れをご紹介しました。

ご参考にしていただき、ぜひ交通系ICカード連携のご利用をご検討ください。

 

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その他情報リソース

日本の公共交通機関および新UI: ProfessionalStandard
SAP Globalization Services: Overview
SAP Concur Support: FAQs
SAP Concur Developer Center: API Reference
SAP Concur Developer Support: Support Options