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SAP Data Warehouse Cloudでは柔軟にテナント構成を設定することができます。テナントサイズはビジネスの要件に応じて管理者が数クリックで設定できます。

SAP Data Warehouse Cloudを新規契約しますと、テナントは最小サイズで作成されます。購入したCapacity Unitを割り当てることでテナントを構成します。キャパシティユニットはSAP Data Warehouse Cloudの課金対象単位です:計算能力(CPU、メモリー)とストレージ(SSD)のリソースを含めた複合メトリックです。

管理者が初めてログインすると、下記のメッセージが表示されます:利用する前にはテナント構成を決める必要があります。

セルフサービス設定構成画面で使用可能なCapacity Unit数に基づいて、ストレージ、計算能力、Data LakeおよびBW Bridgeを調整します。

  1. ストレージと計算能力は相互に依存しています。
    ストレージサイズは、選択した計算能力によって制限されます:ストレージサイズはメモリサイズの1倍~4倍である必要があります。設定ページで入力したサイズの組合せを使用できない場合はエラーメッセージでサイズの修正が指示されます。サポートされているサイズの一覧がこちらです。
    1計算ブロックは、ハイパースケーラに応じて、一定数の vCPU と、60~64 GB の RAM で構成されます。

  2. データレイクディスクストレージのサイズを0 TB (最小) から 90 TB (最大) まで、 5 TB 単位で指定することができます。データレイクストレージには、データレイク計算が含まれます。

  3. SAP Data Warehouse Cloud、SAP BW Bridgeを0GB(最小)から4096GBまで指定することができます。SAP BW Bridgeを有効化するには、Component DWC-BWBでSAP Support Launchpadよりリクエストする必要があります。2022年第2四半期中に、有効化プロセスが自動化される予定です。BWブリッジを使用するには、SAP BW bridge設定画面でBWブリッジインスタンスを作成する必要があります。


キャパシティユニットを追加購入された場合は、それに応じてストレージや計算能力を割り当てられるようになります。
現時点では当初設定後の変更はまだサポートされていません。スケールアップ・スケールダウンはロードマップ上、2022年リリース予定として記載されています。

また、システムコストの試算を行う際はこちらの情報をご活用ください。

Maxime SIMON