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SAP Inside Track Tokyo 2022 report week4 – Data & Analytics
SAP Inside Track Tokyo 2022 report week4 Data & Analytics in Japanese.
SAP Inside Track Tokyo 2022 SAP Community イベントの第4回目が2/24(木)にオンラインにて開催されました。毎週木曜日開催で全6回シリーズの濃厚な技術セッションです。
今回のテーマはData & Analyticsに関するトピックです!
下記の6つの内容の濃いセッションがありましたのでレポートします。
1. 進化を続けるSAC、注目のアップデートを紹介します
2. SAP HANA Cloudのマルチモデル分析の力 !
3. DWCでどう変わる?これからのデータ分析基盤について考察してみた
4. SAP HANA CloudのPALの活用事例紹介
5. SAP Data Warehouse Cloud/SAP Analytics Cloud やってみた!
~ビッグデータ リアルタイム連携~
6. SAP Data Intelligenceの多種多様な活用シナリオ
1. 進化を続けるSAC、注目のアップデートを紹介します
講師はImazeki さんです。本セッションはSAP Analytics Cloud(SAC)の新機能フィードバックセッションです。 SACと言えばImazekiさん/ Imazekiさんと言えばSACというほどコミュニティでは有名な方で、SAC Planningに対しての深い知見や愛も感じられるエンジニアの方です。
今回はTechEdで発表されたSACの機能アップデートやそのメリットだけでなく、エンジニアらしく、新機能の注意点についても言及されています。ライブデモも利用した解説もありますので、是非、動画もご確認ください。
2. SAP HANA Cloudのマルチモデル分析の力 !
SAP JapanのSAP HANA Cloud のスペシャリストであり、特にこの「マルチモデル」の領域に詳しいプリセールスエンジニア、Maxのセッションです。
「マルチモデル」は少し聞き慣れない言葉ですが、「1つのDB上でデータを動かすことなく、地理空間情報処理エンジンやグラフエンジン、予測分析処理などを実行する」方式の事です。
TechEd のハンズオンの内容を実際に試して、リアルデモを見せながら「旅客船と貨物船の位置情報を基に航路分析、クラスタリング、混雑予測、最短経路の(再)計算、テキスト検索・・・」を解説しました。
ちょっと難しいトピックですが、エッジのきいたアプリが開発できるのかと思うとワクワクします。
ちなみにベースとなっているBlogはこちらです。
3. DWCでどう変わる?これからのデータ分析基盤について考察してみた
講師はUshiyama さんです。Ushiyamaさんからは、SACとSAP Data Warehouse Cloud(DWC)について、検証した内容だけでなく、お客様プロジェクトで得られたナレッジについても共有いただきました。
製品の話だけでなく、SACとDWCが持つセルフサービスBI/セルフサービスモデリングの機能によって変わる、IT部門の役割/働き方についても言及されています。
4. SAP HANA CloudのPALの活用事例紹介
講師はLiu さんです。Liuさんと言えば、SAP HANA、そして、SAP HANA Cloudのスペシャリストですが、SAP HANA一筋というだけあって言葉の端々にSAP HANA愛が溢れています。
今回は実プロジェクトで実装した、SAP HANA CloudのPAL(予測分析ライブラリ)を活用したSAP HANA Cloudのキャパシティプランニングの予測分析についてご紹介いただきました。ハイテンションなトークにも引き込まれます。
5. SAP Data Warehouse Cloud/SAP Analytics Cloud やってみた!
~ビッグデータ リアルタイム連携~
講師はKotaniguchi さんです。Kotaniguchi さんもSACやDWCをはじめ、SAP BTP(Business Technology Platform) に対しての広く深い知見をお持ちのエンジニアの方です。
今回はDWCに対してビジネスデータとGCP上に配置されたデータを併せてSACで分析/レポートする方式/実装について解説いただきました。
15分という短い時間だったので残念ながらデモを紹介する時間はありませんでしたが、システム全体のアーキテクチャーについてもよく理解できました。
また、エンジニアとしての心構え、メッセージもステキで「こんな人が先輩にいてくれたらな・・」と誰もがため息をついたセッションでした。
6. SAP Data Intelligenceの多種多様な活用シナリオ
最後はSAP JapanのコンサルタントのKimura から、TechEdの事例セッションからのフィードバックです。内容はSAP Data Intelligenceでの開発/運用に関するセッションでした。
SAP Data Intelligence は、複数システム間のデータ連携/データオーケストレーションツールですが、データ連携のマニアックなテクニックを紹介すると思いきや、大規模プロジェクトでのデータパイプラインの開発やバージョン管理などの運用に関するトピックでした。
彼自身がSAP Data Intelligence の大規模プロジェクトに参画中なのですが、やはり、SAPのコンサルタントは一味違います。エンジニアに役立つ、という視点で実践的な内容を共有しました。やはり、現場は色々と大変なんですね・・・。
以上、簡単ではありますが、フィードバックレポートになります。
最後に特筆すべきは、ナビゲーターのSuzukiさんとKatoさんのやり取りです。和やかで時には癒されつつ、時には爆笑してしまうほどのセンスの良いやり取り。裏では運営メンバーが的確な女子の声(?)や拍手などの絶妙な効果音もあり、工夫満載で、いつまでも続いて欲しいこの時間・・・という中毒性のある心地良い時間でした。
来年の開催もまたご期待ください !! ありがとうございました !!
ブログありがとうございます。week4は51社119名の参加がありました。
参加者の皆さん、各週の報告ブログに感想コメント書くと Attendee バッジがもらえます。
わかりやすいサマリありがとうございます!来年も開催しましょう