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Free Trialではじめる SAP Data Warehouse Cloud: Vol1. Free Trialの登録とスペース作成
はじめに
本ブログでは、SAP Data Warehouse Cloud ( 以下DWC ) の Free Trial 環境を使用して「データをロードして可視化する」までの一連の操作を体験していただきます。
今回のシリーズではDWCの下記の利用ステップについて解説していきたいと思います。
0. DWC Free Trialの登録
1. スペースの作成と割り当て
その前にまずはDWC の概要を知りたい、という方はこちらの動画もご確認ください。
今回は、DWCのFree Trialの登録とスペースの作成をご紹介いたします。
利用環境は以下の通りです。
SAP Data Warehouse Cloud version 2021.4.38 (trial版)※ 2021年2月末時点
※ 最新のDWC環境とは画面構成が変わっていることがあります。
SAP Data Warehouse Cloud Free Trialの登録
まずは「SAP DWC」でWeb検索してこちらのページにアクセスします。
SAPのサイトにログオンした後、「今すぐ試す」をクリックして、DWCのFree Trialの登録サイトにアクセスします。
※ まだ、SAPのサイトにプロファイル登録していない方は、この機会にご登録をお願いします。
次の画面にて、「Start your free trial today」をクリックするとプロファイル登録したメールアドレスにメールが届きますのでメール本文内に記載されている手順に従ってDWC Free Trial環境にログインしてください。
※ 最大90日まで延長利用が可能になりましたが、30日を過ぎる頃に利用を継続する旨のメールが届くので、そこで延長利用の手続きを行ってください。この手続きを行わないと自動的にDWCのインスタンスは削除されます。
※ 重要なお知らせ ※
パートナー様はDWCのFree Trial の利用ができなくなりました。パートナー様専用ライセンスの利用をご検討ください。
日本語の設定
DWCのホーム画面が表示されたところで、まずは日本語の設定です。画面右上の名前のイニシャル表示されているマークをクリックすると「Settings」が表示されるので選択します。
表示された画面から「Language & Region」を選択し、「Language」に「日本語」、「Date Formatting」に「yyyy/MM/dd」を設定します。その他の項目も必要に応じて設定し、「Save」します。
画面メニューが日本語表示に切り替わります。
普段は左側にあるメインメニューはアイコン表示になっていますが、画面左上のメニューアイコンをクリックするとメニュー名も表示されます。
1. スペースの作成
まず最初の作業は「スペース」を作成することです。各利用部門/グループ単位でスペースを作成して割り当てます。この作業はIT部門が実施することになるでしょう。
左メニューから「スペース管理」を選択します。
画面右上の「+」マークをクリックして、スペース名を入力し(※日本語は利用できません)、「作成」ボタンをクリックします。今回はスペース名に「Sales#1」、スペースIDに「SALES1」を入力します。
表示された次の画面で「ディスク」と「インメモリ」の項目で必要なリソースを割り当てます。今回は各々「10.0GB」を割り当てます。
その後、「メンバー割り当て」の項目で「+」マークをクリックして、このスペースに対してアクセスできるユーザー(今回は自分自身)を登録します。
登録後、画面右上の「保存」ボタンをクリックしてください。
次回は、CSVファイルをアップロードし、テーブル作成する手順をご紹介します。