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Personal Insights
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SAP Intelligent RPA Cloud Studio ユーザガイドのWeb 検索自動化チュートリアルをやってみた

はじめに

Cloud Studio の登場により、開発スキルのないユーザでも、RPAの自動化フローをより感覚的に作成できるようになりました。

カスタムBot作成のための第一歩として、ヘルプポータル上のチュートリアルにチャレンジしてみました。

手順そのものはシンプルなのですが、思いがけず苦戦してしまった箇所について、記録に残しておきます。

チュートリアルはこちら

 

前提条件

Internet Explorer を起動し、任意の検索エンジンの URL を入力します。ここでは、例として https://duckduckgo.com を使用します。

Internet Explorer でなく、Google Chrome でも画面キャプチャが可能です。

ただし、Cloud Studio を立ち上げているウィンドウとは別のウィンドウを開いてください。

ディスプレイ設定でスケールが設定されていると、うまくキャプチャが出来ません。

100%に設定してください。
(私はここがデフォルト150%になっていることを今回初めて知り、その後モニタを購入しました…)

 

参照ヘルプ

 

日本語表示のわな

理由は不明ですが、日本語表示の https://duckduckgo.com はキャプチャが出来ませんでした。

画面プレビューの取得でエラーが発生しました (NO_RESPONSE)
  • Desktop Agent に到達できませんでした。
    • ブラウザ拡張が有効であり、最新かどうかを確認してください。メッセージが Studio Agent に送信されました。

ブラウザの言語設定を「英語」に変更し、英語表示の https://duckduckgo.com でキャプチャしてください。

自動化作成後は、日本語表示のブラウザでも問題なく動きます。

また、duckduckgo 以外のサイトでは日本語でも問題なくキャプチャできました。謎です。

このメッセージを英語表示にしてQ&Aを検索すると、エラーメッセージのとおり、ブラウザに入れる拡張 SAP Intelligent RPA Extension を最新にする、という解決策になっているのですが、今回そこは最新だったので、結構悩みました。

Error while getting screen preview (NO_RESPONSE)
  • The Desktop Agent could not be reached.
    • Please make sure your browser extension is activated and up to date. Message sent to the Studio Agent:

 

ポップアップのわな

初めて duckduckgo で検索結果画面を表示すると、下記のようなポップアップが表示されます。

これを×ボタンでクローズすると、このポップアップは二度と出てこなくなり、トップ画面の表示が変わります。そして、一度キャプチャした画面要素が働かなくなります…

なので、キャプチャの前に、一度ポップアップを消しておきましょう。

 

おわりに

SAP Inside Track Tokyo 2021 で SAP Intelligent RPA のテーマでお話しした際、ハンズオンもチュートリアルも「簡単にできますよ!」と語ってしまいました。

しかし、最初は上記のようなつまづきがあり、トライアルライセンスではSAPに問合せるわけにもいかず、日本語特有の動きだとグローバルのQ&Aで検索してもヒットせず、一度は挫折しそうになったことを思い出しました。
(duckduckgoあきらめてGoogle検索で自動化フローを作ってました)

つまずきさえクリアできれば、シンプルな自動化フローですので、ぜひみなさまもチャレンジしてください。

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