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cf CLIを使用したSAP Cloud Platformへの接続
SAP Cloud Platform クリニックで、関原さんに大変お世話になったこともあり、知識を共有させて頂きます。
まず始めの一歩として、cf CLIを使用してSAP Cloud Platformに接続してみましょう。
※あくまで一例の紹介であり、必ずしもこの方法でなければならないと言う事ではありません。
使用環境
・SAP Cloud Platform(CloudFoundry)トライアル環境
※Neoではありません
・Windows10のクライアントPC
前提条件
・SAP Cloud Platform Trial でトライアルアカウントを作成済みであること。
how to
1.最新版のcf CLIをダウンロードし、インストールします。
インストール時のオプションはデフォルトのままでOKです。
2.コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
cf login
3.API endpointを聞いてくるので、入力してEnter。
例)
https://api.cf.eu20.hana.ondemand.com
・・・いやいやそんなサラっと言われても、ということで躓きがちなポイントをここで紹介します。
Q.API endpointってどこ?
Q.プロキシが~というエラーが出るのだけど?
A.社内ネットワーク等で、ネットワークにproxyを使用する場合、cf loginコマンドを実行する前に、以下のコマンドを実行する必要があります。(httpsでの接続が必要です)
・認証が必要な場合
set HTTPS_PROXY=http://プロキシサーバのユーザ名:プロキシサーバのパスワード@プロキシサーバのアドレス:ポート番号
・認証が必要ない場合
set HTTPS_PROXY=http://プロキシサーバのアドレス:ポート番号
※パスワードに特殊文字が含まれる場合、URLエンコードした文字に置き換える必要があります。
例)パスワードが「password!」の場合
⇒password%21
(手順の続き)
4.メールアドレスを入力し、Enter。
5.パスワードを入力し、Enter。
cf logout
※tips
cf loginコマンドを2回目以降実行すると、前回接続したAPI endpointに接続されます。
異なるAPI endpointに接続したい場合は、-a オプションを付けて実行する必要があります。
例)
cf login -a API endpoint名