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SAP Conversational AIをTeamsから使うセットアップ手順
Tutorial「How to Create a Skype or Microsoft Teams Chatbot using SAP Conversational AI and Microsoft Azure」を見ながらMS TeamsからCAIを使うセットアップする手順です。
権限などが面倒なので、プライベートのメールアドレスでAzureを使います。この種の設定は権限でトラブルことも多いのでAzureの認証に会社のユーザ(メールアドレス)は使いません。また、認証で面倒にならないようにCAI以外はChromeのシークレットモードで設定していきます。
Teamsは特に問題なく会社のアカウントで使えました。
2020/9/15追記 新チュートリアル「Deploy an SAP Conversational AI Chatbot to Microsoft Teams」が作られていました。
設定手順
Step 1: Create a chatbot with SAP Conversational AI bot building platform
CAIにChatbot作成。Greetingだけつけています。詳細は割愛。
Step 2: Create an account in Microsoft Azure (for Teams integration)
すでにアカウントは持っているのでリンク先からログインします。あとはクレジットカード情報などを入れました。以前、入れたような気もしたのですが・・・
以前Free Trialは使っていたのでもう使えず、Upgradeしろと言われ、支払いを覚悟したのですが、「No technical support」というFreeプランがあったので選択しました。
Step 3: Bot registration in Microsoft Azure
Azure Portalで上の検索窓から”bot”と入力して検索をし、”Bot Channels Registration”を選択します。
以下のスクリーンショットのように詳細を入れていきます。
App IDとpasswordは、とりえずAuto createにしています。
Tutorialに”Messageing endpoint”は「後で入れる」と書いてあったのでブランクのままにしておきます。
SubscriptionとPricing tierはお金がかからないように注意して選択しました。
作成したBot Channels RegistrationのSettingsから「Microsofut App ID」のブロックがあるのでまずはIDをコピーしておきます。そして、リンクの「Manage」をクリック。
遷移した画面先でNew client secretをクリックして新しいclient secretを作成。適当にDescriptionを入れてExpiresはデフォルトの1年にしたまま。
これで画面上にclient secretが出るのでコピーします。
Step 4: Connect SAP Conversational AI and Azure with the Bot Connector
CAIの画面に移りConnectタブを開きます。
AzureのBot Channels Registration でコピーしておいた”Microsoft App ID”と”client secret”(Passord)をペーストして、CONNECTボタンを押します。すると、少し下に「Messaging endpoint」が表示されるのでその値をコピーしておきます。
Step 5: Test your bot
Test in Web Chatからテストをすると見事にGreeting(「Hi there!」)が返ってきました。
※シークレットモードで最初テスト画面が開かなかったので、下の画面でクッキーを受け入れるモードにしました。
Step 6: Connect your bot to channels like Teams
Bot Channels RegistrationのChannelsからTeamsを選択します。
デフォルトのままでSAVEするだけ。
一度、会話をすればChat相手として残ります。ちなみにこの方法だと、どのアカウントのTeamsからでも使えてしまいます。
Appsとして公開するには他手順が必要みたいですが、調べてません。
(10/7追記) 「Building Intuitive Conversational Experience using SAP Conversational AI SDK」に書かれていますが、Teamsの認証と別にBotの認証を加えようとするとBot Connectorに認証を追加する開発が必要そうです。