SAP HANA プラットフォーム エバンジェリストの松舘です。

この度、エンタープライズデータとビッグデータをつなぐ SAP HANA Vora 最新版1.3をリリースしました。

SAP HANA Voraが分析プラットフォームに進化

SAP HANA Voraは、2015年のリリース以来、インメモリー統合プラットフォームSAP HANAと、分散環境のインメモリーエンジンSparkを横断的にビジネス分析できる機能を提供してきました。

SAP HANA Vora概要については、過去のブログも併せて御覧ください。

今回の最新版のリリースでは、統合プラットフォームSAP HANAで培ってきた高度な分析機能を、ビッグデータ環境でもデータ移動をすることなくそのまま活用できるようになりました。具体的には、時系列データ分析およびグラフデータ分析を、SAP HANA Voraの分散インメモリー環境で直接実行が可能なエンジンを提供します。

時系列データ

高い圧縮率で分散環境にストアし、データストア上で時系列分析を行うインメモリーエンジンを提供します。

グラフエンジン

グラフ処理をサポートするインメモリーエンジンを提供し、データストア上でグラフ分析を行うことができます。

ドキュメントストア(JSON)

JSONドキュメント形式にも対応し、対象となるデータソースを拡充しています。JSONドキュメントストアは、JSONバイナリードキュメントを利用し、スキーマを定義することなく利用できます。これにより、JSONデータに対してSQLの実行をサポートし、JSONデータと組み合わせて分析の幅を広げることができます。

また、SAP BusinessObjects Predictive Analytics 3.1から直接SAP HANA Voraに対して直接アクセスして、Sparkからデータ移動することなくモデリングやスコアリングを行うことができます。

エンタープライズ対応機能の強化

SAP HANA Voraは、エンタープライズユーザーがビッグデータを活用してビジネス分析を行うために必要な機能を提供しています。ビッグデータに対して、階層構造を定義したり、OLAP分析が可能です。また、これらに対して直感的な操作でデータモデリングを行うことができます。最新版1.3では、グローバル企業に求められる通貨換算の機能を提供します。Sparkの通貨換算機能に加え、SAP ERPの通貨換算機能とも連携が可能です。

ディスクストレージの有効活用

SAP HANA Voraは、インメモリー分散クエリーエンジンSparkですが、ディスクエンジンも提供することで、さらに大きなスケールのデータを扱えるようになりました。

管理ツールとの統合

 

SAP HANA Vora 1.3により、インストールプロセスをシンプル化します。Ambari,Cloudera Manager, MapR Controle SystemといったHadoopの管理ツールとの統合をすすめています。

また、SAP HANA Voraの各種サービスの運用管理のために、SAP HANA Vora UI Manager UIを提供します。これにより、従来バージョンでは対応していなかった、Vora各種サービスの運用監視、サービスの起動停止が行えるようになっています。

 

 

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