SAP BusinessObjects Cloud:Textファイルを使った可視化のデモ
こんにちは、QUNIEの柏木です。
他の弊社メンバーはだいぶ尖ったことを記載していますが、私は基本的なところからゆっくりと進めていきます。。
今回はSAP BusinessObjects Cloud(BOC)にて、Textファイルを使った可視化のデモを行います。
ポイントはズバリ
- BOCを使えば、手元のファイルを簡単に可視化する事が出来る
です。
BOCでは、色々なデータソースを可視化することが出来ますが、今回は手元のファイルを取り込んで可視化する手順を紹介します。
以下の様なデータがあるとします。
どこかの幼稚園の生徒のデータですかね。むつごろうもいます(笑)。
これを可視化しましょう。
今回の可視化のステップを簡単に記述すると、以下の流れになります。
- ファイルデータの取り込みを選択
- 取り込んだファイルの各項目をディメンション(分析の切り口)orキー数値(分析すべき対象)に別ける
- データ探索ビューにて、2で取り込んだデータを可視化する
- 3で可視化したデータを、キャンバスへコピーし、保存
まずは、BOCにログインします。すると下記のような画面が出てきますので、一番左の「データへの接続」を選択します。
①ファイルデータの取り込みを選択
「データへの接続」を選択すると、以下の画面が出てきます。
上記データをタブ区切りファイルにしてローカルに保存してありますので、今回はこれを読み込みます。
なおファイルはCSVでもOKですが、JISだと文字化けしますのでご注意ください。
「ファイルインポート」を選択>「ソースファイルの選択」>ローカル上などに保存をしたファイルを選択してOKを押下します。
②取り込んだファイルの各項目をディメンション(分析の切り口)orキー数値(分析すべき対象)に別ける
ファイルインポートが完了すると、以下のデータ操作画面が出ます。
デフォルトの列名は、Col〇△のような表記になってしまうので適宜修正してください。
また、このタイミングで文字列⇔数値の変換や、列の結合など各データに対して加工・編集が出来ます。
加工・編集が終わりましたら、保存ボタンを押下しましょう。
③データ探索ビューにて、2で取り込んだデータを可視化する
保存が終わりましたら以下の図のボタンを押しましょう。
すると、以下のように画面がデータ探索ビューに遷移します。
先程のデータ操作画面で、以下のように設定しました。
メジャー:所持金
ディメンション:その他の項目
作成した項目名を選択すると、項目の内容から自動で適切なグラフを選択し可視化してくれます。
可視化の際には、画面にも記載されていますが、最低でもメジャーが1つ無いといけませんので注意してください。
実際に、メジャーと組を選択しますと、こうなります。
簡単!さらに名前も加えますと
あら簡単!!
ちょっと横長で見にくい時は、下記囲いの「方向の変更」を押下すると
この様に!
④3で可視化したデータを、キャンバスへコピーし、保存。
ある程度、可視化作業が終わったら、キャンバスにコピーします。
キャンバスは他社製品Table〇uでいうところのダッシュボードに想定し、ストーリーという単位で保存されます。
1ストーリーに複数のキャンバスがページという単位で紐づくイメージです。
また、データ探索ビューはTabl〇auでいうシートに相当します。
では早速コピーします。囲いのボタンを押下>ページ1にコピーを選択するだけです。
すると画面が遷移します。また、キャンバスにコピーし保存をしたタイミングで、項目名がデフォルト表記から変わります。
もちろん、このキャンバス上でもグラフ形態を棒グラフ>バブルチャートなどに変更もできますし、値のソート等もできます!!
可視化した結果、そら組の方がお金持ちなのが判明しました(笑)
この様に、BOCでは手元のファイルを使って簡単に可視化が行えます。
今回は、ファイル選択>データ操作>データ探索>キャンバスへコピー、という手順を踏みましたが、
データ探索から、またはキャンバスからいきなり可視化を始めることも可能です。
Tablea〇より、柔軟であるところが私は好きです。
これであの製品より、かなりお安く使えます!!
と大切なところなので、赤字で記載しました。
もちろんファイルだけでなく、弊社が得意とするSAP HANA Cloud Platform、
オンプレのSAP HANA、SAP BWやERPなど様々なデータソースに対応しています。
次回こそは、前回のブログで予告した複製についてデモを交えて解説します・・。
実際レポートソリューションとして利用する際、データソース側が更新に併せ、
作成したビジュアルのデータを更新する場合のシチュエーションです。
その先では、HCPなどの他システムとの連携などもデモしていきたいです。
では!!!