Additional Blogs by SAP
cancel
Showing results for 
Search instead for 
Did you mean: 
former_member182065
Active Participant
0 Kudos

現状SAP ERP本番機で使用中のトランザクションコード・レポートとその使用量・レスポンスタイムの情報(ST03N ワークロードモニター)を元に、シンプル化やHANA化によるプッシュダウン処理によって高速化するトランザクションコード・レポートを洗い出し、37の業務シナリオでどのようなビジネス上の効果が期待できるかを診断するBSR(Business Scenario Recommendation)サービスの紹介です。

S/4HANAでは2015年11月発表のS/4HANA Enterprise Management 1511だけでも数千ものトランザクション・レポートでシンプル化(間接テーブルや、インデックステーブルなどが無くなりデータ構造シンプル化および、HANAによる高速化)と高速化が実現しています。シンプル化による範囲もよく話題に出るMRP、収益性分析、在庫管理、会計レポートや会計締め処理だけでなく、会計、購買・在庫管理、販売、生産計画、設備管理、HCMなど広範囲のERP領域に及びます。 

生産計画、見積、新製品計画など今まで想像もしなかったプロセスで収益性や原価情報による素早い判断が可能になればどんな変化が起こるか、MRPや締め処理がバッチ処理からシミュレーション処理が可能になったらどのようなビジネスインパクトがあるかなど、BSRでは37の業務シナリオでS/4HANAによるビジネスの変化を診断します。

費用は発生せず、今SAP ERP本番機をご活用のお客様でしたらどなたでもお申込み可能です。お客様の代理でパートナーさんからもお申込み可能です。

申込み方法

下記のスライドシェアにて前提データの取出し方、申込み方法を確認いただけます

    http://www.slideshare.net/shirohpossible/business-scenario-recommendationsbsr-for-sap-s4-hana-v2

サンプルレポート

https://www.s4hana.com/ の「View a sample report」よりご覧いただけます

ここでは、どういうふうに診断レポートを読むかを解説します。

レポートの読み方1 Executive Summary 

まず最初にExecutive Summaryがあり、こちらに改善可能性の高いシナリオから順に上位約10シナリオが示されます。それぞれのシナリオ行は詳細ページにリンクが貼られています。 改善可能性(関連性)は「Relevance for you」という下記の項目で示されていて、そのシナリオを沢山使っていればいる程、使用しているトランザクションコードの中で高速化・シンプル化した率が高い程、高い値になり上位に表示されます。  

レポートの読み方2 

次のページでは、Financial、HR、Sourcing & Procurement、Manufacturing、Supply Chain、Sales Marketing and Commerce、Services、Asset Managementの8つの業務エリア毎の改善シナリオ数 (合計37)が示され、それぞれの8つの業務エリアの詳細ページに飛びます。

レポートの読み方3

例えばFinanceの詳細ページに飛ぶと下記のようにFinanceの中で改善可能性(関連性)が高いシナリオ順に並びます。下記の例ではCost Managementが最上位に来ていて、原価管理が大幅に改善されると考えられます。

レポートの読み方4 

Cost Managementの詳細ページに飛ぶ、次のように2枚の構成で、Cost Managementがどのような課題を抱ええて、どのように変わるかが示されます。

下記は現在抱えているであろう課題の記述です。

次のページはどのように改善するか、その根拠となる現状使用中のトランザクションコード・レポートで大幅に高速化、シンプル化されるものを一覧にしています。

お申込みをお待ちしています。

SAP Maintenance Go To Market チーム 木下史朗