このページは、以下の英語ページの抄訳です。最新の情報については、英語ページを参照してください。
What’s New in SAP Lumira 1.28 (Summary)
みなさん。
SAP Lumira 1.27 の使い勝手はいかがでしょうか?この製品の持つアジャイルなビジュアライズツールおよびデータ探索のための強力かつ機能群にご満足いただけているとうれしいです。今また、最新の製品であるSAP Lumira 1.28 をみなさんにご紹介できるのを非常にうれしく思います。
革新的かつ機能豊富なSAP Lumira 1.27 と同様に、去る8月14日に正式リリースされた
SAP Lumira 1.28 は、みなさんの様々なビジネスシーンにとって、信頼できるデータ検索を効果的かつ効率的に実現するための非常に多くの機能拡張が含まれています。
SAP Lumira 1.28 はお客様やパートナー様からいただいた有益なフィードバックを元に作業を行った成果です。これらのフィードバックは、ビッグデータから部門のローカルデータにいたるまでの様々な企業データからビジネス上のひらめきを得るためのプロセスを最適化するだけでなく、シンプル化を提供し、さらに柔軟性とスピードを実現するためのものです。
Lumira 1.28 で組み込まれた拡張は、SAP BW からのデータ取得の際のシングルサインオンのオプションからデビジュアライズの際の複数のSAP HANAのオンラインViewをデータバインドする機能、ストーリーを組み立てる際の新しいチャートタイプや拡張されたフィルター機能から、条件によるフォーマット設定やよりよいページ管理にいたるまで多岐に渡っています。
さらには、Windows 10 OS のサポートに加え、Spark SQL やAmazon RedShift などのビッグデータシステムのサポートを加えました。その意味では、SAP Lumira Desktop の主要な機能についてだけでなく、SAP Lumira Server for BI やSAP Lumira Server for Team といったサーバーコンポーネントについても、多くの重要な機能を拡張しています。(例:SAP BW を用いたビジュアライゼーションやストーリーを更新する際のインプットパラメータのプロンプト機能)
SAP Lumira Server 1.28に関連する各種の新機能についての詳細は、私の同僚であるGowda Ramu のブログをご確認ください。(共に英語)
Whats New in SAP Lumira, server for BI Platform 1.28
Life Cycle Management of Lumira Content in BI Platform
みなさんのSAP Lumira を最新のものにアップデートしてください。そしてその最新機能とそのメリットを体験してみてください。
SAP Lumira 1.28 では、ユーザーは作成されたクエリーのSQL文を編集することが出来ます。SQL文を編集する時に、もしも初期のデータセットのフィールド削除もしくは修正された場合には、SAP Lumira はデータマッピング画面を表示して、修正や削除されたフィールドの確認を行うことが可能です。
SAP Lumira 1.27 で追加された条件によるフォーマット設定が、SAP Lumira 1.28 では、棒チャート、日付/時系列の折れ線チャートおよび円チャートで利用できるようになりました。
セキュアなケルベロス認証用のプロトコルを用いたWindows ユーザーで信頼された企業のデータソースに対してシームレスなアクセスを実現。
データセットからのデータエクスポートがより簡単かつ柔軟になりました。全データもしくは選択したデータだけをエクスポートできるようになりました。さらに詳細データだけでなく集計データのエクスポートも可能です。
SAP Lumira 1.28 のフィルター機能は、よりパワフルになってワイルドカードが利用できるようになりました。たとえば、“_”や“%”を用いることで一文字もしくは複数の文字を指定することが可能になりました。
新しい2種類のチャートが導入されました。Y軸が一重と二重の複合積み上げ折れ線チャートです。
クロスタブでは、ディメンションの複数の値によるフォーマッティング、つまり特定の値のフィルターや不要なデータのマスク、ができるようになりました。
最も多いリクエストからSAP Lumira 1.28に導入されたストーリーでのグローバルフィルターです。これはストーリーをまたいで、全てのページもしくは選択された複数のページに対してフィルターをかける機能です。
ビックデータシステムのサポートの拡大
SAP Lumira 1.28 はWindows 10 OS をサポートしています さらにSAP Lumira Server for BI Platform/Team へのアクセスのために Windows 10 上のInternet Explorer 11 もサポートされています。
もっとも待ち望まれていた新機能は、複数のSAP HANA のオンラインviewをまとめてバインドできる機能です。この場合、データはLumira の持つ »veloity Engaine » には格納されず、SAP HANA の中に格納され管理されます。複数のSAP HANA のオンライン view からのデータをバインドして、Lumira でビジュアライズされたチャートは、SAP Lumira 1.28 の中でもっとも強力な機能の一つです。
全バージョンよりユーザビリティの強化を継続しており、SAP Lumira 1.28ではストーリーの中での順序の入れ替えおよびページの名前の変更に対応しました。
SAP Lumira ではSAP HANA オンライン View でのカレンダー週ベースの日時階層をサポートしました。
カウンター計算機能が追加されました。これでディメンジョンの“全てのデータのカウンター”もしくは“個別データのカウンター”を選択することが可能になりました
カウンター計算機能が追加されました。これでディメンジョンの“全てのデータのカウンター”もしくは“個別データのカウンター”を選択することが可能になりました。
信頼できるデータ検索のためのデータソースとしてビッグデータシステムの重要性が飛躍的に大きくなってきています。SAP Lumira 1.28 では主要な拡張として、Hadoop でのファイル作成の最適化機能の拡張やSAP Lumira desktop からOozieでのジョブ監視が出来る機能を拡張しました。
非常に待ち望まれていた機能として、SAP ユニバース クエリパネルエクステンション(QPE)と呼ばれる、SAP Lumira ビジュアライゼーションやストーリー中でデータをリフレッシュする際のインプットパラメータプロンプトを表示するための機能です。これはSAP Lumira 1.28 から登場した機能で、非常に便利です。
拡張領域のひとつとして、SAP BWからの取得機能の拡張があります。これらにはデータ取得サマリーおよび自動階層生成機能が含まれます。さらに階層ノード変数を伴った階層フィルターが利用できます。
SAP Lumira Server for BI Platform / for Team ではSAP BWに対するアクセスの際に、SSOをサポートしました。さらにSAP BWをデータソースとするストーリーやビジュアライゼーションのデータリフレッシュの際のプロンプト機能や、ストーリーのスケジュール機能を利用することが出来ます。
SAP Lumira Server for BI Platform / for Team で長らく待ち望まれた機能が、SAP HANA オンライン Viewもしくはオフラインデータをサーバー上で照会、変更および保存が出来ることでした。この機能がSAP Lumira 1.28で導入されました。
最後にSAP Lumira Server for BI Platform / for Team 1.28 ではLumira 文書をSAP BI システムのシステムランドスケープ内で移送することが可能です。
みなさんがSAP Lumira 1.28 の新機能についてお気に召していただければ幸いです。このすばらしい最新バージョンへのフィードバックをいただけると幸いです。
カルロス