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SAP SQL Anywhere 17 – グッバイ DBA/SQL

このページは、以下の英語ページの抄訳です。最新の情報については、英語ページを参照してください。

 

 

SQL Anywhere では、SQL Anywhere が誕生した一番最初のバージョンより、新規に作成されるデータベースのデフォルトのユーザーID とパスワードは DBA/sql でした。

 

ユーザーID:DBA とデフォルトのパスワードを本番データベースでは使用しないことがベストプラクティスとして考えられていましたが、デフォルト接続で DBA を使用したアプリケーションをリリースされているお客様もいらっしゃることがありました。幸い、デフォルトのパスワードを本番データベースに使用されているお客様はほとんどいらっしゃいませんでした。

 

DBA 以外のユーザーID の使用を促進するため、dbinit ユーティリティーと CREATE DATABASE 文では、デフォルトは使用しないことにしました。新しいデータベースを作成する際は、ユーザーID とパスワードを特定する必要があります。今後は、dbinit では “-dba <userid>,<password>” オプションを指定して、新しいデータベースを作成する必要があります。CREATE DATABASE 文では、“DBA USER <userid>” と “DBA PASSWORD <password>”句を使用する必要があります。

 

さらに、デフォルトのパスワードの最少文字数を、3 から 6 に変更しました。これよりも少なくしたり、増やしたり、コントロールすることも可能です。dbinit コマンドラインオプション “–mpl” と CREATE DATABASE 句 “MINIMUM PASSWORD LENGTH” を使うと、新しいデータベースのパスワードの最少文字数を指定することが可能です。また、データベースを作成した後でも、min_password_length のデータベースオプションを変更することで、パスワードの最少文字数を変更することが可能です。utility_db データベースのパスワードは、6 文字である必要があることに注意してください。

 

データベースを再構築する際に reload.sql でデフォルトのユーザー ID とパスワードを 使用できないので、dbunload も少し変更されました。16 byte のランダムに生成される値が使用されるようになりました。

 

ユーティリティーデータベースでは、唯一のユーザー名である、DBA は必要なくなりました。-su サーバーオプションは、”-su <password>” から “-su <userid>,<password>” または “-su <password>” または “-su none” に変更になりました。パーソナルサーバーは、-su サーバーオプションが指定されていない場合には、デフォルトでは今後も user DBA とどのパスワードでも utility_db への接続が可能です。

 

 

 

 

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SAP SQL Anywhere に関する詳細情報は、SAP SQL Anywhere Communityページ<英語> を参照してください。

 

上記のコミュニティーに掲載されている技術情報は、順次SQL Anywhere 日本語コミュニティ

に掲載しています。

 

SQL Anywhere に関してはまずはこちらをご参照ください。無期限でご利用いただける無償の Developers Edition もこちらからダウンロードが可能です。

 

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