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SAP SQL Anywhere 17のリリースが発表されました !

このページは、以下の英語ページの抄訳です。最新の情報については、英語ページを参照してください。

 

 

 

 

SQL Anywhere 17 のリリースが発表されました!

 

私はSQL Anywhere の革新的な新バージョンのリリースがアナウンスされ、エキサイト しています!

このリリースにおける強化点は、われわれがこれまでずっと継承してきたテーマである、パフォーマンス、セキュリティ、可用性、開発フレンドリー性の向上、そして、同時に使いやすいこと、埋め込みやすいこと、です。

 

SQL Anywhere 17 は、過去 2 年間の開発の結晶です。何百もの新機能がありますが、いくつか重要なものを以下に挙げたいと思います。

 

 

ツール

 

  • SQL Anywhere Cockpit ––– サーバの可用性、キャパシティ、パフォーマンスを監視するための Web ベースのインタフェースです。
  • SQL Anywhere プロファイラ ––– サーバーにある様々なパフォーマンスやチューニングのデータをまとめ、アプリケーションやデータベースのチューニングやトラブルシューティングをより容易に行うための開発ツールです。

 

 

パフォーマンス

 

  • CPU 変更の自動検出 ––- システムに動的に新しく追加 (あるいは取り除かれた)CPU を検出し、サーバを再起動しなくともそれらのCPUを適切に使用できるようになりました。
  • ミラーリングパフォーマンス ––– 特にプライマリサーバへの大量の挿入、更新、削除の際に、ミラーまたはコピーノードのチェックポイントパフォーマンスが向上しました。
  • インタフェース -–– ODBC、.NET、JDBC、Ruby、PHP、OLEDB、JavaScript、NodeJS、Perl など、SQL Anywhere の様々なインタフェース全てを分析し、パフォーマンス向上に取り組んだ結果、データのフェッチやインサートがさらに高速になりました。
  • パラレルリカバリ -–– データベースリカバリのフェーズにおいて、マルチコアマシンをより効果的に使用できるようになりました。
  • プリフェッチ ––– プリフェッチの速度が向上しました。クライアント/サーバのラウンドトリップの削減やサーバー上で処理に必要なローが異なるリクエストに対しても多くのローが使用できるようになったことにより、スループットが向上し、全体のパフォーマンスが向上しました。

 

 

セキュリティ

 

  • パスワードプロテクションの強化 ––– dbinit と CREATE DATABASE 文ではデフォルトの DBA ユーザ名とパスワード (DBA/sql) は使用しないこととし、デフォルトのパスワードの最少文字数を、3 から 6 に変更しました。新しいデータベースを作成する場合には、DBA ユーザ名とパスワードが必要になります。さらに、ユーザがパスワードの最少文字数を特定することができるオプションを追加しました。
  • データベースの独立性 ––- データベースサーバのためのデータベースの独立性のサポートを追加しました。1つのSQL Anywhere サーバーで複数のデータベースが稼働する環境において、新規に追加されたデータベースの独立性機能を有効にした場合には、それぞれのデータベースが、そのデータベースサーバ上で唯一のデータベースであるような動作をするようになります。

 

 

可用性

 

  • Alter/drop プロシージャ ––- 以前のバージョンでは、実行中のプロシージャに対して、alter, replace, drop を試みてもエラーになりましたが、alter, replace, drop が成功するようになりました。現在は、そのプロシージャが実行を開始した時のプロシージャの定義を使用します。新しいバージョンでは、alter、 replace、またはdropが、新しい定義のプロシージャをコールするようにしました。
  • オンライン中のDB再構成 ––- 本番データベースをデータベースが稼働している最中であってもデータベースの再構成が可能になり、ダウンタイムを減らせるようになりました。
  • Point-in-time リカバリ ––– 特定のタイムスタンプ、またはトランザクションログのオフセットにデータベースをリストアできるようになりました。
  • TCP-IP/HTTP の動的開始/停止 -–– データベースサーバが起動中の接続リスナのスタートとストップをサポートします (データベースのアップグレードまたは再構築が必要)。— つまり、HTTP、HTTPS、TCP/IP、シェアードメモリ接続リスナをデータベースサーバーの再起動なしに開始・停止できるようになりました。

 

 

新規サポートのSQL機能

 

  • PIVOT/UNPIVOT -–– pivoted-  または unpivoted-derived テーブルを作成する際、クエリの FROM 句の中で、PIVOT と UNPIVOT の 2 つの句を使用してテーブルデータを pivot 、unpivot することができるようになりました。Pivot すると、カラムデーターはローに入れ替えられ、データをビジネスのニーズにとって意味のある方法で集計できます。Unpivot は、同様のオペレーションですが、ローデータをカラムに入れ替えます。Unpivot は、正規化されていないデータを正規化するのに役にたちます (例えば、他のデータとjoin されていなければならない同様のデータのカラムのいくつかなど)。
  • DECLARE VARIABLE LIKE ––– 他のオブジェクトのデータタイプをベースにし、%TYPE と %ROWTYPE 属性を使用してデータタイプを定義することができるようになりました。カラムのようなスキーマオブジェクトを作成する際には、テーブルまたはビュー内のカラムのデータタイプに対して %TYPE 属性を使用して作成またはalteringしているオブジェクトのデータタイプを設定します。テーブルまたはビュー内のローの複合データタイプに対してデータタイプを設定する場合には、%ROWTYPE 属性を使用して、データタイプを設定します。変数を作成する場合には、%TYPE と %ROWTYPE 属性を使用して、変数やカーソルのようなテンポラリーオブジェクトのデータタイプに対してデータタイプを設定することができます。
  • FETCH INTO <row var> ––- SELECT 文に、INTO VARIABLE 句が含まれ、新しいテーブルの明示的な作成をサポートするために、ロー変数と INTO TABLE 句の特定をサポートしました。
  • ユーザーロック ––- ユーザー定義のミューテックスやセマフォをアプリケーションロックの中に構築できるようになりました。これによりリソースの可用性に関してコミュニケーション、制御、そして、ロッキングの動作ができるようになりました。

 

 

開発者向け強化点

 

  • OData の強化 -–– SQL Anywhere データベースサーバ自体が OData サーバとして機能するようになりました。今後は、この機能がこれまでのOData サーバユーティリティにかわることになります。さらに、OData プロデューサは、OData Service Definition Language (OSDL) の幅広いサブセットをサポートします。
  • Javascript 外部環境 ––- SQL Anywhere において、JavaScript ストアドプロシージャと関数をサポートします。
  • Node.JS と Python ドライバ -–– SQL Anywhere Node.js ドライバによって、Joyent の Node.js ソフトウェアプラットフォーム上で JavaScript を使用して、データベースに接続し、データベース上でクエリを実行することができるようになりました。さらに、Python のオフィシャルパッケージインデックスである PyPI をとおして3つの SQL Anywhere Python ドライバが利用可能になりました。
  • 統合 DB ––– Mobile Link は、SAP (ASE, IQ, SQL Anywhere)、Oracle、Microsoft、IBM、MySQL のバックエンドデータベースをサポートしていますが、version 17 では、さらにOracle 12.1、ASE 16、SS 2014、MySQL 5.6.20、IBM DB2 10.5 をサポートしました。
  • HANA との統合 ––– SAP HANA Remote Data Sync 製品によって、Mobile Link はHANA プラットフォームのインフラストラクチャへより強固に統合されました。(ポート番号の割り当て、ライフサイクルマネジメント、ネームサーバの統合、ライセンス管理、モニタリングの統合など)
  • SAP Passport のサポートと NCSLib ロギング に対応しました。

 

 

SQL Anywhere version 17 の強化点の詳細については、オンラインマニュアルを参照してください。我々のオンラインマニュアルのシステム、Doc Comment Exchange (DCX) はこちらです DocCommentXchange

同様に、このドキュメントに関して Laura が書いたナビゲーションもご参照ください(英語)。 SQL Anywhere 17 Documentation – At your fingertips!

 

(注:version 17 の日本語マニュアルは現在翻訳中です。version 16 までの日本語マニュアルは、同じ Doc Comment Xchange に掲載されています。翻訳が完了し次第、Doc Comment Xchange に掲載される予定です。)

 

SQL Anywhere 17 の Windows 版、および Linux 版はこちらからダウンロードできます。 https://www.sap.com/cmp/syb/crm-xm15-dwn-dt015/index.html

 

 

SAP SQL Anywhere チームより、お客様の SQL Anywhere 製品へのご愛顧を感謝いたします !

 

 

 

 

 

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SAP SQL Anywhere に関する詳細情報は、SAP SQL Anywhere Communityページ<英語> を参照してください。

 

上記のコミュニティーに掲載されている技術情報は、順次SQL Anywhere 日本語コミュニティ

に掲載しています。

 

SQL Anywhere に関してはまずはこちらをご参照ください。無期限でご利用いただける無償の Developers Edition もこちらからダウンロードが可能です。

 

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