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今回の Social Sabbatical 最初の1週間はひたすらインキュベータの仕事を聞くことで精いっぱいでした。ソーシャル・エンタープライズと言われているこのドメインは初めてなので使っている言葉、単語もわからず苦労した1週間でした。どうも英語だと頭がシングルタスクになっている感じです。聞くことに専念すると、考えがとまり、質問もできない。聞く、考える、話すを同時にできないという状況です。頭の中で質問が出てきた頃には、話題が次のテーマに移っていて話題についていけないという、英語力不足を実感した1週間でした。

”聞くことの大切さ"

このプロジェクトが始まる前に5回の事前学習セッションがありました。チームビルディング、現地文化の理解、聞くことの大切さの3つが主なテーマでした。その中で聞くことの大切さは、日常のビジネスでも使えます。異なる国、異なる文化の中でソリューションを提供しないといけないが、自分の今までの知識、先入観で進めてしまうと、押しつけのソリューション、現場に合わないソリューションになってしまいます。

ビジネスの世界でも、初の業界であったり、初のお客さんであった場合に、聞くことを忘れて、的外れの提案をしたという経験がある方もいるのではないでしょうか?新しい環境に放り込まれる事で忘れていた、聞くことの大切さを再認識しました。

1つTED Talk のビデオを紹介します。Want to help someone? Shut up and listen! 17分のビデオですが、語りかける話し方、ユーモアがありで理解しやすいビデオです。

”HCD デザイン手法”

事前学習ではHear - Create - Deliver の手法も学びました。SAPがやっているデザインシンキングと同じカテゴリーの手法です。

日本語のドキュメントがあるので、興味のある方は Design Kit のサイトを見てください。

また、日本でもいろんな活動が始まっているようです。 http://diamond.jp/articles/-/37122

”英語のスキルは必要か?”

この1週間で自分の英語能力が分かりました。TOEIC 800 レベルでは1対1での会話ができるが、グループディスカッションになると全くだめです。3人1組のプロジェクトで他の2人は英語ネイティブで色々助けてもらっています。幸いな事に、日本人は英語が話せないとの認識を持っていたようで、コミュニケーションできるだけましとポジティブに考えてくれています。これも Social Sabbatical の Diversity の狙いと思いました。グローバルビジネスはネイティブ英語圏外でも活動しなくてはいけないので、お互いにカバーしてチームでプロジェクトを実行していく要素が取り入れられています。

当然、コロンビア、ブラジルなど英語圏外での Social Sabbatical もあります。また、このインドでも貧困層を対象としたプロジェクトはビンディー語での会話もあります。

英語のスキルは必要であるが、ネイティブレベルを求められているわけではないので、ぜひ、 Social Sabbatical にチャレンジしてほしいです。

No.1 では海外ボランティアと紹介しましたが、今回の活動は プロボノ - Wikipedia と呼ぶのが適切です。ソーシャル・エンタープライズの世界もどんどん進化している毎日です。