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Author's profile photo Sawa Ito

SAP SQL Anywhere を Linux ARM にインストールする

このページは、以下の英語ページの抄訳です。最新の情報については、英語ページを参照してください。

 

 

 

目的

 

このチュートリアルは、SQL Anywhere を Linux ARM プラットフォーム上で稼働させることを目的としています。
ここでのステップは、Rasberry Pi 上で説明しますが、その他の Linux ARM ベースのコンピューター上でも動くよう簡単に修正できると考えます。ここの読者は、すでに Linux ARM インストレーションを持っており、Linux OS と ARM プロセッサーに慣れていることを想定しています。
これらのプラットフォームが初めての読者は、 Raspberry Pi Quick Start Guide をレビューされることをお奨めします。
このチュートリアルで使用している OS のディストリビューションは、 Raspbian です。

 

 

概要

 

このチュートリアルは、SQL Anywhere のRaspberry Pi 上へのインストール、必要な環境変数の設定、デモデータベースを使用したインストレーションのテストをカバーします。

 

 

SQL Anywhere をインストールする

 

はじめに、インストーラーアーカイブを Raspberry Pi (以降 RPi) に移動します。
これは、ファイルをフラッシュドライブ、SD カードに置くことあるいは ファイルをRPi にSFTP することで可能です(SSH とSFTP はRasbian の最初の立ち上げの間に動く に raspi-config を通して可能です)。
インストーラーが RPi 上で可能になったら、 gzip と tar を通して展開する必要があります。
インストーラーを展開するには、「gzip -d *.tar.gz」と「tar xvf *.tar」を、適切なファイル名とともに実行してください。
これにより、 ga1600 または ebf1600 のどちらかのディレクトリを作成します。. 結果のディレクトリに変更して、セットアップスクリプト「./setup」を実行します。通常の Linux/Unix インストレーションのセットアップガイドに従います。

オプションとして: SQL Anywhere のインストール後、立ち上げ時に必要な 環境変数 を追加して、SQL Anywhere バイナリを使用します。
これをするには、以下のラインを /etc/bash.bashrc ファイルの最後に追加してください。

# /opt/sqlanywhere16 is the default installation path
# change this below if not using the default path
export PATH=”$PATH:/opt/sqlanywhere16/bin32”
export LD_LIBRARY_PATH=”$LD_LIBRARY_PATH:/opt/sqlanywhere32/lib32”

デバイスがアドホックで使用される場合には、環境変数(その他)は、「source /opt/sqlanywhere16/bin32/sa_config.sh」を実行することで単一のターミナルセッションに設定することが可能です。

 

 

インストレーションをテストする

 

次に、正しくセットアップでき、機能するかどうかを確認するためにインストレーションをテストします。これは単に「dbsrv16 -v」を実行するだけです。

root@raspberrypi:~# dbsrv16 -v
16.0.0.1972

しかしながら、環境が正しく設定されていない場合には、以下のエラーが起こる可能性があります。

root@raspberrypi:~# dbsrv16 -v
-bash: dbsrv16: command not found
root@raspberrypi:~# dbsrv16 -v
dbsrv16: error while loading shared libraries: libdbserv16_r.so: cannot open shared object file: No such file or directory

これらのエラーは、PATH が正しく設定されていない(dbsrv16 を見つけられない) か、 LD_LIBRARY_PATH が正しく設定されていない (シェアードライブラリのロードエラー) のどちらかを示しています。
どちらも設定されているか、どちらかにタイプミスが含まれているかを確認するには、「env」 コマンドを使用することができます。
これらは、続ける前に、スタートアップ時に正しく設定されていることを確認するか、ターミナルセッションに 設定スクリプト を実行することによって (例 「source /opt/sqlanywhere16/bin32/sa_config.sh」) 修正する必要があります。

 

 

スタートしてデモデータベースに接続する

 

サーバーがスタートアップしたら、次にしなければならないのは、デモデータベースをスタートすることです。
データベースのためにスクラッチのディレクトリを作成し、 /opt/sqlanywhere16/demo.db のインストールされた場所からこれをコピーし、データベースをスタートします。

root@raspberrypi:~# mkdir dbscratch
root@raspberrypi:~# cd dbscratch
root@raspberrypi:~/dbscratch# cp /opt/sqlanywhere16/demo.db .
root@raspberrypi:~/dbscratch# dbspawn -f dbsrv16 -n mydemo -o server.out demo.db

dbspawn は、もしデータベースがスタートできない場合にエラーを報告します。
しかしながら、もしエラーがない場合には、データベースに接続できるはずです。
このプラットフォームでの接続性と管理は、dbisqlc でできます。(Java バージョンの Interactive SQL と Sybase Central は、このプラットフォームでは使えませんが、管理の目的でリモートから使用することは可能です)。 dbisqlc をスタートするには、単純に「dbisqlc」を実行します。
結果のインターフェースでは、デフォルトのユーザー名「dba」とパスワード「sql」を使用して、デモデータベースに接続します。

 

 

dbisqlc が設定されたら、「SELECT * FROM Customers」を実行します。もしこのコマンドで結果セットが返されたら、デモデータベースの稼働が成功し、きちんと応答していることになります。

 

 

 

 

 

===

 

SAP SQL Anywhere に関する詳細情報は、SAP SQL Anywhere Communityページ<英語> を参照してください。

 

上記のコミュニティーに掲載されている技術情報は、順次SQL Anywhere 日本語コミュニティ

に掲載しています。

 

SQL Anywhere に関してはまずはこちらをご参照ください。無期限でご利用いただける無償の Developers Edition もこちらからダウンロードが可能です。

 

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