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12月2日付でちょっと面白い(?)SAP SD 2階層ベンチマーク結果が公開されましたのでご紹介します。

以下はSAP SD Standard Application Benchmark Results, Two-Tier Internet ConfigurationのSAPS値を降順で、

つまり記録の良いものから順に並べたトップ3になります。

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世界最高記録は、1年半ほど前に書いた「SPARC M10がSAPベンチマークで世界記録を達成」の記事のまま、

今でも富士通のSPARC M10-4S 40CPU/640コアによる844,420SAPSですが、

今回2位につけた富士通のSPARC M10-4S 32CPU/512コアのデータベース(RDBMS Release)にご注目ください。

なんとCY2015/Q1にSAP認定予定でまだ正式サポートされていない「Oracle 12c」でベンチマークを実施しています。

ちなみに3位はOracleのSPARC M6-32ですので、トップ3をSPARC Solaris/Oracleで独占していることになります。

なお、今回の記録は2位ですが、スペックを比較してみると以下が分かります。

1位 2位
機種 SPARC M10-4S SPARC M10-4S
CPU種別 SPARC64 X 3GHz SPARC64 X+ 3.7GHz
CPU / コア / スレッド数 40 / 640 / 1280 32 / 512 / 1024
SAPS 844,420 836,550
SAPリリース SAP ERP 6.0 EHP5 SAP ERP 6.0 EHP5
OS Solaris 11 Solaris 11
RDBMS Oracle 11g Oracle 12c

1位は40コアに対して、今回のは32コアにも関わらずSAPS値はほぼ同じ結果で僅差での2位です。

つまり、コアあたりのSAPS値だと前者が21,110.5(=844,420/40)、後者が26,142.2(=836,550/32)と

約1.24倍性能が向上してることが分かります。SPARC64 X+は今年の春に出荷されていますが、

プレスリリースでは約30%の性能向上とアナウンスがされていますので、SAP環境でも概ね公称値通りのようです。

ただ、別の見方をするとOracle 12cとSPARC64 X+/Xとの組合せで効果がでるSoftware on Chipは効いていないのか、

そもそも有効にしていないのか、またOracle 12cのインメモリーも使っていないんだろうなという事が垣間見えます。

まぁ、使ったところでSAP SDベンチマークは基本的にAPサーバーのCPU依存なので大して効果ないような気もしますけど…。

このあたりの富士通とオラクルならではの機能をフル活用した、またSPARC M10-4Sは64CPUまで拡張可能なので、

その最大構成でどのくらいの記録が出るかぜひ試してみたいものですねー。

/wp-content/uploads/2015/03/sparc_m10_02_604417.jpg

認定証を見ると分かりますが、このSAP SDベンチマークは静岡県の沼津工場で実施されています。

残念ながらSAPユーザーのUNIX離れ、IA化やクラウド化が年々進んでいますけど、国産ベンダーも頑張っています。

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