SAP SQL Anywhere 16 Mobile Link の推奨 ODBC ドライバー
このページは、以下の英語ページの抄訳です。最新の情報については、英語ページを参照してください。
Mobile Link サーバーは、いくつかのタイプの統合データベースに標準 ODBC 3.5 を使用して接続します。サポートされている統合データベースのタイプに対しては、SAP SQL Anywhere ODBC ドライバーを使用する必要があります。それ以外には、データベースベンダーより提供されているドライバーを使用することを推奨します。SAP SQL Anywhere ODBC ドライバーと Mobile Link サーバーは、SAP SQL Anywhere 16 製品に含まれています。SAP が ODBC ドライバーを提供しない場合には、別のベンダーから提供される ODBC ドライバーを使用する必要がありますが、他のベンダーが提供する ODBC ドライバーは、Mobile Link サーバーが必要とするオプショナルな ODBC 機能をサポートしていないかもしれません。
ドライバーテスト
Mobile Link とODBC ドライバーについては、2種類のテストを行います。
1つ目は、同期機能を実行する包括的な一連の回帰テストです。ある特定の回帰テストに失敗した場合でも、失敗した機能に依存しない同期であれば、そのドライバーは適切かもしれません。例えば、その回帰テストで LONG BINARY データの同期にのみ失敗した場合、ドライバーは Mobile Link で LONG BINARY データの同期を使用しなければそのドライバーは適切かもしれません。
2つ目は、マルチプロセッサーのコンピューター上で動いている Mobile Link サーバーで、多くのクライアントを、同時に同期する高負荷のテストです。他のベンダーから提供されるドライバーの中には、複数の同時接続、または、マルチプルプロセッサーを稼働させている場合に高負荷がかかると失敗するものがあることを発見しています。
推奨ドライバー
テストの結果、version 16.0.0 の Mobile Link サーバーと使用するには、以下のODBC ドライバーを推奨します。
古いバージョンのMobile Link で問題がある場合には、新しいバージョンへアップグレードすることを検討してください。古いバージョンは、サポート内容にすでに制限があるかもしれません。詳細については、SAP SQL Anywhere サポートOS および エンジニアリングサポート状況 を参照してください。
以下に、統合データベースタイプ別に、推奨 ODBC ドライバーをリストアップしています。場合によっては、代替のドライバーも掲載しています。下の該当する統合データベースのタイプをクリックすると、その DBMS で使用する Mobile Link の推奨ドライバー情報が参照できます。
SAP Adaptive Server Enterprise 15.7 および 15.5
Microsoft SQL Server 2012 および 2008
サポートされる統合データベースの詳細については、 Mobile Link の統合データベースのサポートを参照してください。
SAP SQL Anywhere 16.0 および 12.0
SAP SQL Anywhere 16.0
ドライバー | SQL Anywhere 16.0 | |
---|---|---|
バージョン | 16.0.0 | |
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
クライアントソフトウェア | ナシ | |
OS | Windows |
XP, Vista, 7, Server 2003, Server 2008, Server 2008 R2, Server 2012
|
Linux |
RedHat Enterprise Linux 5 および 6 SuSE Enterprise Linux 10 および 11
kernel/glibc のバージョンが、SAP SQL Anywhere の Linux 対応 で特定されている範囲にあればサポート |
|
Solaris | 10 および 11 | |
AIX | 6.1 および 7.1 | |
OS X | 10.8 | |
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | なし | |
備考 | なし | |
パーミッションの必要性 | ロッキング/ ブロッキング検出ロジックを呼び出すためには、MONITOR システムの権限が必要 |
SAP SQL Anywhere 12.0
ドライバー | SQL Anywhere 12.0 | |
---|---|---|
バージョン | 12.0.x | |
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
クライアントソフトウェア | ナシ | |
OS | Windows | XP, Vista, 7, Server 2003, Server 2008, Server 2008 R2, Server 2012 |
Linux |
RedHat Enterprise Linux 5 および 6 SuSE Enterprise Linux 10 および 11
kernel/glibc のバージョンが、SAP SQL Anywhere の Linux 対応 で特定されている範囲にあればサポート |
|
Solaris | 10 および 11 | |
AIX | 6.1 および 7.1 | |
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 | ナシ |
SAP HANA 1.00.72
ドライバー | HDB ODBC ドライバー | |
---|---|---|
バージョン | 1.00.72.xx (Windows x64) および 1.00.72.xx (Linux x64). | |
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 ( Windows はversions 16.0.0.1877 以降、Linux は 16.0.0.1824 以降) | |
クライアントソフトウェア | ナシ | |
OS | Windows | Vista, 7, Server 2008, Server 2008 R2 |
Linux |
RedHat Enterprise Linux 5 および 6 SuSE Enterprise Linux 10 および 11 |
|
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 |
HANA は、スカラ入力パラメーターのNULL でのストアドプロシージャーの呼び出しをサポートしていません。そのため、upload_insert と upload_update スクリプトは、いかなるnullable のカラムでの同期テーブルにも、ストアドプロシージャーの呼び出しとして、実装しないでください。MobiLink サーバーは、ユーザー認証スクリプトを呼び出す時に、CHAR/BINARY タイプのパラメーターに対して NULL をゼロの長さの文字列 / バイナリ値 に置き換え、それらをHANA にパスします。そのため、ユーザー認証のストアドプロシージャーは、Mobile Link サーバーのこの動きをベースにして書く必要があります。ユーザー定義のパラメーターもまた、最初に参照された時に、ゼロの長さの文字列に設定されます。
Mobile Link サーバーのシステムテーブルのプリマリーキーカラムは、ストアドプロシージャーの呼び出しを通じて HANA SEQUENCE によって維持されます。ユーザーは、接続とテーブルスクリプトの追加、変更、削除に ml_add_connection_script と ml_add_table_script プロシージャーを使用することができます。そして、ml_add_user と ml_add_database を Mobile Link ユーザーとリモートデータベースの追加に使用することができます。Mobile Link サーバーシステムテーブルへは、直接ローを挿入しないでください。
HANA は、常にクエリにスナップショットアイソレーションを使用するため、次の last_download_timestamp として、データベースの最も古いオープントランザクションをスタートタイムとして使用します。そのため、download_cursor と download_delete_cursor スクリプトは、「LAST MODIFIED」 ロジックを使用して、実際の同期テーブルに定義されるトリガーによってポピュレートできるシャドーテーブルから、タイムベースのダウンロードストリームを生成することができます。
代わりに、テーブルが「HISTORY COLUMN」句で作成され、次の last_download_timestamp が generate_next_last_download_timestamp スクリプトによって、生成することができる場合、download_cursor と download_delete_cursor スクリプトは、隠れたカラムである $validto$ と $validfrom$をベースに書くことが可能です。これらの隠されたカラムの詳細については、HANA のマニュアルを参照ください。 |
|
パーミッションの必要性 | タイムスタンプベースのダウンロードメカニズムとロッキング / ブロッキング検出ロジックを呼び出すためには、CATALOG READ 権限が必要 |
SAP Adaptive Server Enterprise15.7 および 15.5
現在 ASE ODBC ドライバーを推奨することができません。ASE とのテストを継続的に行うとともに、現在問題の解決のため ASE チームと作業中です。変更については、このページを定期的にご確認ください。(注:オリジナル英語ページをご確認ださい。)
SAP IQ 16.0 および 15.4
SAP IQ 16.0
ドライバー | SAP IQ ODBC ドライバー | |
---|---|---|
バージョン |
Windows (x64) には16.00.00.428、Linux (x64) には16.00.0000 どちらのドライバーも SAP IQ 16.0 GA リリースよりインストール可能 |
|
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
クライアントソフトウェア | ナシ | |
OS | Windows | XP, Vista, 7, Server 2003, Server 2008, Server 2008 R2 |
Linux |
RedHat Enterprise Linux 5 および 6 SuSE Enterprise Linux 10 および 11 |
|
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 |
LOCK TABLE table_name IN WRITE MODE WAIT time_string table_name が IQ ストアに定義されているテーブル名で、time_string がテーブルをロックする最大時間です。テーブルは、以下として定義されているようにシンプルです。
create table coordinate_upload ( c1 int ) このテーブルには、どのデータも必要ありません。 IQ テーブルの修正にその他の Mobile Link サーバーのトランザクションが必要な場合には、これらのトランザクションは全てシリアライズする必要があります。上に記載された同じロジックを使用することができます。 このテクニックは、Mobile Link サーバーに自動的にそれぞれのトランザクションをリトライさせるよりも効率的だと考えられており、ユーザーはより良いパフォーマンスを得ることができます。 |
|
パーミッションの必要性 |
|
SAP IQ 15.4
ドライバー | SAP IQ ODBC ドライバー | |
---|---|---|
バージョン |
Windows (x64) には12.00.01.3019、Linux (x64) には12.00.01.3761 このドライバーは、SAP IQ 15.4 ESD #2 より入手可能 |
|
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
クライアントソフトウェア | ナシ | |
OS | Windows |
XP, Vista, 7, Server 2003, Server 2008, Server 2008 R2
|
Linux |
RedHat Enterprise Linux 5 および 6
SuSE Enterprise Linux 10 および 11
|
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良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 |
LOCK TABLE table_name IN WRITE MODE WAIT time_string
table_name が IQ ストアに定義されているテーブル名で、time_string がテーブルをロックする最大時間です。テーブルは、以下として定義されているようにシンプルです。
create table coordinate_upload ( c1 int )
このテーブルには、どのデータも必要ありません。
IQ テーブルの修正にその他の Mobile Link サーバーのトランザクションが必要な場合には、これらのトランザクションは全てシリアライズする必要があります。上に記載された同じロジックを使用することができます。
このテクニックは、Mobile Link サーバーに自動的にそれぞれのトランザクションをリトライさせるよりも効率的だと考えられており、ユーザーはより良いパフォーマンスを得ることができます。 |
|
パーミッションの必要性 | Mobile Link によるダウンロードのためのスナップショットアイソレーションを使用するには、SP_IQTRANSACTION での EXECUTE パーミッションが必要 |
Oracle 12.1, 11g, および 10g
Oracle 12.1
ドライバー | SQL Anywhere 16 Oracle ODBC ドライバー | |
---|---|---|
バージョン | 16.00.00 | |
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
クライアントソフトウェア | Oracle 12.1 クライアント | |
OS | Windows |
7, Server 2008, Server 2008 R2, Server 2012
|
Linux |
RedHat Enterprise Linux 5
SuSE Enterprise Linux 10 および 11
|
|
Solaris | 10 | |
AIX | 6.1 | |
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 |
|
|
パーミッションの必要性 |
|
Oracle 11g
ドライバー | SQL Anywhere 16 Oracle ODBC ドライバー | |
---|---|---|
バージョン | 16.00.00 | |
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
クライアントソフトウェア | Oracle 11g クライアント | |
OS | Windows |
XP, Vista, 7, Server 2008, Server 2008 R2, Server 2012
|
Linux |
RedHat Enterprise Linux 5 および 6
SuSE Enterprise Linux 10 および 11
|
|
Solaris | 10 および 11 | |
AIX | 6.1 および 7.1 | |
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 |
|
|
パーミッションの必要性 |
|
Oracle 10g
ドライバー | SQL Anywhere 16 Oracle ODBC ドライバー | |
---|---|---|
バージョン | 16.00.00 | |
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
クライアントソフトウェア | Oracle 10g クライアント | |
OS | Windows |
XP, Vista, 7, Server 2003, Server 2008, Server 2008 R2
|
Linux |
RedHat Enterprise Linux 5
SuSE Enterprise Linux 10 および 11
|
|
Solaris | 10 | |
AIX | 6.1 | |
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 |
|
|
パーミッションの必要性 |
|
Microsoft SQL Server 2012 および 2008
重要:
SQL Server のどのバージョンでも、”SET NOCOUNT ON” をODBC 経由で実行される全てのストアドプロシージャーまたはSQL バッチの最初の文として特定する必要があります。このオプションなしでは、「number of rows affected」のメッセージが、実行される文のそれぞれでMobile Link に送られます。もし比較的大きな数の挿入、アップデート、セレクト文を行っている場合、これらのメッセージは、ネットワークのバッファーを埋め、消失しているという兆候もなく(! )結果としてデータが消失する可能性があります。
Microsoft SQL Server 2012
クライアントソフトウェア
ドライバー | Microsoft SQL ネイティブクライアント ODBC ドライバー | |
---|---|---|
バージョン | 2011.110.xxxx.xx | |
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
ナシ | ||
OS | Windows |
XP, Vista, 7, Server 2003, Server 2008, Server 2008 R2, Server 2012
|
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 | ODBC 経由で実行される全ストアドプロシージャーとバッチに “SET NOCOUNT ON” を入れるのを忘れないでください。 | |
パーミッションの必要性 |
|
Microsoft SQL Server 2008
ドライバー | Microsoft SQL ネイティブクライアント ODBC ドライバー | |
---|---|---|
バージョン | 2009.100.xxxx.xx | |
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
クライアントソフトウェア | ナシ | |
OS | Windows |
XP, Vista, 7, Server 2003, Server 2008, Server 2008 R2, Server 2012
|
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 | ODBC 経由で実行される全ストアドプロシージャーとバッチに “SET NOCOUNT ON” を入れるのを忘れないでください。 | |
パーミッションの必要性 |
|
IBM DB2 10.1 および 9.7
重要:
- DB2 AS/400 はサポートしていません。
- Mobile Link で使用されるどの DB2 Java ストアドプロシージャーでも、常ににすぐに OFF にオートコミットする必要があります。例えば、 getConnection.setAutoCommit(false) を使用するなどです。
IBM DB2 10.1
ドライバー | IBM DB2 ODBC ドライバー | |
---|---|---|
バージョン | 10.01.00.xxx (Windows と Linux) – これらのドライバーは、DB2 10.1 FixPack0 から入手することができます。 | |
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
クライアントソフトウェア | DB2 UDB クライアント 10.1 | |
OS | Windows |
XP, Vista, 7, Server 2003, Server 2008 R2, Server 2012
|
Linux |
RedHat Enterprise Linux 5 および 6
SuSE Enterprise Linux 10 および 11
Ubuntu 10.0.4 および 12.0.4
|
|
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 |
CALL SET_ROUTINE_OPTS(GET_ROUTINE_OPTS() ||
‘CONCURRENTACCESSRESOLUTION WAIT FOR OUTCOME’ その後、ダウンロードカーソル結果を修正したコミットされていないオペレーションがある場合には、DB2 データベースサーバーは、ダウンロードカーソルをブロックします。これをしないと、新しいデータは、リモートデータベースにダウンロードされず、一貫性が保てない可能性があります。
length32=1
これは、DB2 10.1 のための Linux 64-bit Mobile Link サーバーで必要です。
|
|
パーミッションの必要性 | SELECT from SYSIBMADM.LOCKWAITS, SNAPSHOT_APPL_INFO のパーミッション — Mobile Link サーバーのロッキング/ブロッキング検出ロジックに必要 |
IBM DB2 9.7
ドライバー | IBM DB2 ODBC ドライバー | |
---|---|---|
バージョン | Windows (x32 と x64) 上の 9.07.300.291 と、Linux (x64) 上の 9.07.0003 – これらのドライバーは、DB2 9.7 FixPack3 から入手することが可能です。 | |
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
クライアントソフトウェア | DB2 UDB クライアント 9.7 | |
OS | Windows |
XP, Vista, 7, Server 2003, Server 2008 R2
|
Linux |
RedHat Enterprise Linux 5 および 6
SuSE Enterprise Linux 10 および 11
Ubuntu 10.0.4 および 12.0.4
|
|
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 |
CALL SET_ROUTINE_OPTS(GET_ROUTINE_OPTS() ||
‘CONCURRENTACCESSRESOLUTION WAIT FOR OUTCOME’ その後、ダウンロードカーソル結果を修正したコミットされていないオペレーションがある場合には、DB2 データベースサーバーは、ダウンロードカーソルをブロックします。これをしないと、新しいデータは、リモートデータベースにダウンロードされず、一貫性が保てない可能性があります。
|
|
パーミッションの必要性 | SELECT from SYSIBMADM.LOCKWAITS, SNAPSHOT_APPL_INFO のパーミッション — Mobile Link サーバーのロッキング/ブロッキング検出ロジックに必要 |
MySQL 5.5.16 および 5.1.3
MySQL 5.5.16
ドライバー | MySQL ODBC ドライバー | |
---|---|---|
バージョン | 5.01.06.00 (Win32 と 64) および 05.01.0006 (Linux x64). | |
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
クライアントソフトウェア | ナシ | |
OS | Windows |
XP, Vista, 7, Server 2003, Server 2008, Server 2008 R2, Server 2012
|
Linux |
RedHat Enterprise Linux 5
SuSE Enterprise Linux 10 および 11
Ubuntu 10.0.4
|
|
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 |
MySQL は、MySQL サーバー内にストレージサーバーのセットを提供しており、ACID 準拠のストレージエンジンもあれば、そうでないものもあります。 Mobile Link サーバーには、InnoDB や Falcon などの ACID 準拠のストレージエンジンが必要です。デフォルトのストレージエンジンは 必ず ACID 準拠であるようにしてください。もし、デフォルトのストレージエンジンが ACID 準拠でない場合、Mobile Link サーバーの全システムテーブルを、必ず ACID 準拠のストレージエンジンを使用して作成してください。
MySQL ODBC ドライバーは、ストアドプロシージャーの呼び出しに inout または out パラメーターをサポートしていません。そのため、inout パラメーターを必要とする全てのプロシージャーは、必ず out 値を返すことのできる関数として書かれている必要があります。
authenticate_user, handle_error, modify_user のような inout パラメーターを必要とする Mobile Link サーバーイベントは、必ず関数として実装し、下のような select 文を使用して実行する必要があります。
select function_name( ?, ?, ?, … )
and not
{ call function_name( ?, ?, ?, … ) }
その後、Mobile Link サーバーは戻り値を適切に返します。
Mobile Link サーバースクリプトがネームドパラメーターを使用する場合、そのスクリプト実行後でも、そのパラメーターは変更されません。ユーザー定義のパラメーター、例えば {ml u.my_var} は、それゆえサポートされていません。
upload_fetch, download_cursor, または download_delete_cursor イベントは、select 文として書かれないかもしれません。そして、Mobile Link サーバーは、read-committed アイソレーションレベルを使用して、select 文を実行します。しかしながら、read-committed アイソレーションでは、MySQL ODBC ドライバーは、Mobile Link サーバーがコミットされていないオペレーション(挿入、更新、削除) を読むことを許さないかもしれません。 そして、この動きから、同期データは、統合データベースとリモートデータベースで一貫しないかもしれません。この問題は、MySQL にレポートしています。
この問題のワークアラウンドとして、upload_fetch, download_cursor, download_delete_cursor イベントのための全 select 文に、「lock in share mode」句が含まれている必要があります。例えば、これが select 文の場合、 download_cursor スクリプトは、下のように書く必要があります。
select col1, col2, …, coln
from a_sync_table where last_modified > ? … lock in share mode 「lock in share mode」句で、その select 文は、同じテーブル上の他の接続によるコミットされていないオペレーションからブロックされます。そして、更新のアップロードやダウンロードデータは、統合データベースとリモートデータベース間で一貫性が保たれます。
Linux の ODBC 設定ファイルを特定する方法は、2つあります:
UNIX の MySQL のサンプルDSNは、下のようになります。
[a_mysql_dsn]
Driver=full_path/libmyodbc5.so server=host_name uid=user_name pwd=user_password database=database_name |
|
MySQL 5.1.3
ドライバー | MySQL ODBC ドライバー | |
---|---|---|
バージョン | 5.01.06.00 (Win32 and 64) および 05.01.0006 (Linux x64). | |
状況 | Mobile Link で使用するものとして推奨 | |
クライアントソフトウェア | ナシ | |
OS | Windows |
XP, Vista, 7, Server 2003, Server 2008, and Server 2008 R2
|
Linux |
RedHat Enterprise Linux 5
SuSE Enterprise Linux 10 および 11
Ubuntu 10.0.4
|
|
良い点 | 全テストをパス | |
悪い点 | ナシ | |
備考 |
MySQL は、MySQL サーバー内にストレージサーバーのセットを提供しており、ACID 準拠のストレージエンジンもあれば、そうでないものもあります。 Mobile Link サーバーには、InnoDB や Falcon などの ACID 準拠のストレージエンジンが必要です。デフォルトのストレージエンジンは 必ず ACID 準拠であるようにしてください。もし、デフォルトのストレージエンジンが ACID 準拠でない場合、Mobile Link サーバーの全システムテーブルを、必ず ACID 準拠のストレージエンジンを使用して作成してください。
MySQL ODBC ドライバーは、ストアドプロシージャーの呼び出しに inout または out パラメーターをサポートしていません。そのため、inout パラメーターを必要とする全てのプロシージャーは、必ず out 値を返すことのできる関数として書かれている必要があります。
authenticate_user, handle_error, modify_user のような inout パラメーターを必要とする Mobile Link サーバーイベントは、必ず関数として実装し、下のような select 文を使用して実行する必要があります。
select function_name( ?, ?, ?, … )
and not
{ call function_name( ?, ?, ?, … ) }
その後、Mobile Link サーバーは戻り値を適切に返します。
Mobile Link サーバースクリプトがネームドパラメーターを使用する場合、そのスクリプト実行後でも、そのパラメーターは変更されません。ユーザー定義のパラメーター、例えば {ml u.my_var} は、それゆえサポートされていません。
upload_fetch, download_cursor, または download_delete_cursor イベントは、select 文として書かれないかもしれません。そして、Mobile Link サーバーは、read-committed アイソレーションレベルを使用して、select 文を実行します。しかしながら、read-committed アイソレーションでは、MySQL ODBC ドライバーは、Mobile Link サーバーがコミットされていないオペレーション(挿入、更新、削除) を読むことを許さないかもしれません。 そして、この動きから、同期データは、統合データベースとリモートデータベースで一貫しないかもしれません。この問題は、MySQL にレポートしています。
この問題のワークアラウンドとして、upload_fetch, download_cursor, download_delete_cursor イベントのための全 select 文に、「lock in share mode」句が含まれている必要があります。例えば、これが select 文の場合、 download_cursor スクリプトは、下のように書く必要があります。
select col1, col2, …, coln
from a_sync_table where last_modified > ? … lock in share mode
「lock in share mode」句で、その select 文は、同じテーブル上の他の接続によるコミットされていないオペレーションからブロックされます。そして、更新のアップロードやダウンロードデータは、統合データベースとリモートデータベース間で一貫性が保たれます。
Linux の ODBC 設定ファイルを特定する方法は、2つあります:
UNIX の MySQL のサンプルDSNは、下のようになります。
[a_mysql_dsn]
Driver=full_path/libmyodbc5.so server=host_name uid=user_name pwd=user_password database=database_name |
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SAP SQL Anywhere に関する詳細情報は、SAP SQL Anywhere Communityページ<英語> を参照してください。
上記のコミュニティーに掲載されている技術情報は、順次SQL Anywhere 日本語コミュニティ
に掲載しています。
SQL Anywhere に関してはまずはこちらをご参照ください。無期限でご利用いただける無償の Developers Edition もこちらからダウンロードが可能です。
SQL Anywhere に関して技術的な質問のある方はコミュニティに登録し、
「Ask a Question」機能をご利用ください。
Language には「Japanese」、
Primary Tag には「SAP SQL Anywhere」を選択
User Tagに「sql anywhere」「sql anywhere Japanese question」
を入力してください。
不具合につきましては、サポート契約者様専用の問い合わせ方法にてお問い合わせください。
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