SAP GUI for Windows 7.40の提供開始
10月8日付でSAP GUI for Windowsの最新バージョン7.40がリリースされています。
以下のSAPノートにある通り、SAP GUI for Windows 7.30は2015年7月15日で完全サポート終了、
2015年10月31日に限定サポート終了ですので、それまでに7.40への更新計画を立てる必要があります。
なお、SAP GUI for Windows 7.40は2018年1月9日がサポート終了予定日となっています。
SAP GUI for Windows 7.40がサポートするOSプラットフォームは以下のSAPノートを参照します。
7.30との違いはWindows XPとWindows Server 2003が未サポートになったことくらいでしょうか。
Windows Vista、7、8、8.1とWindows Server 2008(R2)、2012(R2)、いずれも32bit/64bitがサポート対象です。
SAP GUI for Windows 7.40の新機能は以下のSAPノートを参照します。
インストールしてみたのでスクリーンショットありで簡単に紹介します。
まず、SAP NetWeaver Business Client(NWBC) 5.0が統合されました。
SAP Front End InstallerからSAP GUIとNWBCが一緒にインストールできます。
もちろんこれまで通りのスタンドアロンのSAP GUIだけの導入でも問題ありません。
SAPシステムにNWBC経由SAP Logonでアクセスすると以下のような感じになります。
NWBCのフレームの中にSAP GUIが埋め込まれ、タブで切替えらえるようになっています。
左上メニューのシステムセレクタからNWBC、SAP Logon、SAP Logonショートカットへの接続切替やオプションの設定などもできます。
もう一つの大きな変更点としては、新しいデザインBlue Crystal Themeが追加されています。
なんというか、新しいアイコンとカラーパレットはFioriアプリケーションの標準テーマらしいですが、青いですね…
あとは大した変更・強化点ではないですが、以下が挙げられています。
- サポートライフサイクルの長期化(2014年10月8日~2018年1月9日)
- インストール周りの改善
- SAP Screenreader Extensionsがインストールパッケージに同梱
- SAPカレンダーとOutlook 2010との同期
- SAP GUI 7.30との完全互換性