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このページは、以下の英語ページの抄訳です。最新の情報については、英語ページを参照してください。

 

 

(以下のドキュメントは、SQL Anywhere 独自の高可用性の仕組みについて解説されています。BusinessObjects に”埋め込まれている” SQL Anywhere は、SQL Anywhere の OEM Edition を利用しており、その認証の仕組みにより BusinessObjects 以外のアクセスに制限がかけられています。そのため、一般のクラスタ製品がそのままでは使用できない場合があります。その場合には、SQL Anywhere の単体製品を別途購入していただくことにより利用が可能です。SQL Anywhere 独自の高可用性の仕組みを使用しない場合には、ほとんどの場合、一番下位の Edition で足ります。SAP のライセンスで購入される場合には、スリーランドスケープでの利用が可能なため、本番ライセンスを購入いただければ、スタンバイにも利用していただくことが可能です。)

 

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画面ショットは英語ページのものをそのまま流用していますが、SQL Anywhere は日本語にローカライズされています。

 

コンテンツ

 

はじめに

事前に必要なソフトウェア

デフォルトのクレデンシャル

データベースミラーリング構成

データベースミラーリングのセットアップ

CMS データベースのミラーパートナーをセットアップする

Audit データベースのミラーパートナーをセットアップする

ミラーおよび監視データベースサーバーをスタートアップする

ODBC DSN 接続を変更する

Sybase Central にサービスを追加する

ミラーリングデータベースサーバーを確認する

まとめおよび追加リソース

 


 

はじめに

SAP SQL Anywhere は、SAP BusinessObjects 4.1 以降、4.0 (SP7 以降)、3.1 (SP5 以降) においてデフォルトの Central Management Server (CMS) および Audit データストアとして使用されています。 SAP BusinessObjects (BOBJ) において、SAP SQL Anywhere (SQLA) を使用するメリットの1つに、高可用性(HA)の機能があります。

24 時間365 日の継続的なオペレーションや最低限のダウンタイムへの要求が加速する中、BOBJ の管理者にとって本番運用環境における高可用性は、必要不可欠です。高可用性環境のキーとなる機能とは、バックアップ、データストレージ、フェイルオーバー処理などでしょう。

この文書では、CMS と Audit データベースをミラーリングすることで、フェイルオーバー処理を実装することにフォーカスします。

 

ミラーリングの設定を成功させるには、3つのコンポーネントが必要となります: プライマリデータベースサーバー、ミラーリングデータベースサーバー、そして監視データベースサーバーです。これら全てが一緒にコミュニケーションをとり、CMS と Audit データベースが常にアクティブであるよう機能します。通常のデータベースミラーリングに関する詳細情報は、SQL Anywhere のマニュアルを参照してください。

In/Out File Repository Systems (FRS) や BOBJ サーバーなど、BOBJ の他のコンポーネントも安全にガードすることも同様に重要であることに注意してください。BOBJ サーバーのクラスタリングなど、他高可用性オプションに関する情報は、 SAP Business Objects Deployment and Configuration Guide を参照してください。

データの損失を防ぐためにCMS および Audit データベースのバックアップ方法に興味のあるユーザーは、 SAP SQL Anywhere メンテナンスプランを使用した SAP BusinessObjects CMS および Audit DB のバックアップ の記事を参照ください。

 

事前に必要なソフトウェア

 

  • SAP BusinessObjects 3.1 (SP5 以上) または 4.0 (SP7 以上)、4.1 (以上)
  • SQL Anywhere 12.0.1 データベース管理ツールSybase Central および Interactive SQL – SAP SQL Anywhere 12.0.1 インストールメディアに含まれています。
  • 高可用性(HA)オプションが利用可能なSQL Anywhere データベースサーバー (以下の重要事項をよくお読みください)

 

この文書で使用されている SQL Anywhere 12.0.1 は、高可用性オプションが含まれている無償のDeveloper Edition です。Developer Edition は、「開発」と「テスト」の目的には最適です。

SQL Anywhere 12.0.1 のDeveloper Edition は、こちらよりダウンロードできます。

 

 

 

BOBJ 本番環境に高可用性を実装する場合の注意

 

BOBJ に無償でバンドルされているSQL Anywhere には、高可用性オプションは含まれていません。

 

SQL Anywhere Developer Edition では、実装した高可用機能をテストすることはできますが、このEdition のライセンスでは、高可用オプションを本番環境では使用することができません。本番環境で高可用オプションを使用するには、有償のSAP SQL Anywhere 12.0.1 Standard Edition またはSAP SQL Anywhere 12.0.1 Advanced Edition を購入する必要があります。 この2つのEdition の違いについては、こちらを参照してください。

 

SAP SQL Anywhere の有償版の購入は、こちらよりお問い合わせください。

デフォルトのクレデンシャル

 

この文書をとおして、例えばホスト名、データベースユーザー ID とパスワード、CMS クラスター名、ODBC データソース情報などのクレデンシャルを問われるステップが複数あります。ご参考までに、使用されるクレデンシャルを以下にリストします。

 

 

設定
デフォルトのデータベースサーバー名 BI4
デフォルトのデータベースサーバーのポート番号 2638
デフォルトのデータベースサーバーのパスワード pASSWORD1
コピーデータベースサーバー名 BI4copy
コピーデータベースサーバーのポート番号 2639
コピーデータベースサーバーのパスワード pASSWORD1
監視データベースサーバー名 arbiter
監視データベースサーバーのポート番号 2637
監視データベースサーバーのパスワード pASSWORD1
CMS クラスター名 BaseW2k8r2EnterpriseSeldon:6400
CMS ODBC DSN 名 BI4_CMS_DSN
Audit ODBC DSN 名 BI4_Audit_DSN

 

データベースミラーリング構成

 

以下は SAP BusinessObjects の高可用性がどのようになるかを示した構成図です。 キーとなるコンポーネントとして、クラスターされたBOBJ サーバーのセットアップ、CMS/Audit データベースサーバーミラーリングのセットアップ、Active/Passive File Repository Server のセットアップの3つがあります。

繰り返しますが、この文書では、CMS と Audit データベースをミラーリングする方法でフェイルオーバー処理を実装することにフォーカスします。

 

BOBJ サーバーを1つ以上クラスタリングすることは、システムデータベースを維持するために共に機能できるマシンの数を増やすことになります。ノードをクラスタリングすることで、BOBJ サーバーがダウンした場合のフェイルオーバーのサポートを提供します。二重化された BOBJ サーバーは、システムに影響を与えることなく、継続してリクエストを処理します。

 

本番環境では、File Repository Servers をファイルのストア用に複数持つことが可能です(通常はStorage Area Network (SAN) 上)。アクティブのFRS が最初にBOBJ サーバークラスターに登録されます。アクティブ FRS が落ちた場合に、クラスターに登録されたパッシブ FRS がアクティブのステータスに変更になります。FRS は、RAID アレーを使用して、バックアップの目的で複写することが可能です。

 

HA-Architecture.png

Icons courtesy of Open Security Architecture

データベースミラーリングのセットアップ

 

BOBJ の本番環境では、稼働しているデータベースサーバーに常に接続する重要なデータベースが2つあります(BI4_CMS と BI4_Audit)。もし、このデータベースサーバーがシャットダウンしたり問題が発生した場合には、これらのデータベースはアクセス不可能になりデータを消失することになります。SQL Anywhere のミラーリングは、このようなことが発生した場合に、自動的にこれらデータベースに接続する代替のデータベースサーバーを作成することが可能です。

 

セットアップをスタートする前にしておく必要のあるステップがいくつかあります。

 

  1. BOBJ CMS サーバーをシャットダウンする (セントラル設定マネージャ を使用して、Service Intelligence Agent をストップさせてください)。BOBJ サーバーーロードが低い場合には、シャットダウンされていることを推奨します。
  2. 管理ツールのServices アプレットを経由で SQL Anywhere データベースをストップする。SQL Anywhere データベースサービスの名前は、”SQL Anywhere for SAP Business Intelligence” です。
  3. SQL Anywhere データベースファイルとトランザクションログファイルのディレクトリが存在します。これらのファイルのデフォルトの場所は、以下のとおりです。
    • ロケーション: C:\Program Files (x86)\SAP Business Objects\sqlanywhere\database.
    • ファイル名: BI4_CMS.db, BI4_CMS.log, BI4_Audit.db, and BI4_Audit.log.
  4. ミラーと監視データベースサーバーが追加のデータベースを持つために、同様のディレクトリをそれぞれに作成する必要があります。この文書では、ディレクトリを以下とします。
    • C:\arbiter
    • C:\t1
  5. マシンの PATH 環境変数が、以下のように必ず SQL Anywhere のフォルダをBOBJ のフォルダの前にリストされていることを確認してください。:C:\Program Files\SQL Anywhere 12\bin64;C:\Program Files\SQL Anywhere 12\bin32;C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\sqlanywhere\bin64;C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\sqlanywhere\bin32

 

CMS データベースのミラーパートナーをセットアップする

 

この文書では、ユーザーがコマンドプロンプトやSQL Anywhere のコマンドを使用することに抵抗がないことを前提としています。

デフォルトのデータベースサーバーとミラーリングのプロパティを起動することがデータベースミラーリングの最初のステップとなります。

 

  1. elevated コマンドプロンプトを開き (管理者として起動してください)、デフォルトデータベースを以下のコマンドで起動します。dbspawn -f dbsrv12 -n BI4 -x tcpip(PORT=2638) -su pASSWORD1 “C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\sqlanywhere\database\BI4_CMS.db” -xp on “C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\sqlanywhere\database\BI4_Audit.db” -xp on「-xp on」 スイッチは、サーバーがデータベースミラーリング状態にあることを示します。

    注意: お持ちのSQL Anywhere のエディションが高可用性オプションが使用できないエディションの場合、上記の「-xp」コマンドは、エラーを返すことに注意してください。

  2. Interactive SQL (ISQL) からデフォルトのCMS データベースへ接続し、ミラーリングのパラメーターを定義します。dbisql -c “UID=DBA;PWD=pASSWORD1;SERVER=BI4;DBN=BI4_CMS”Interactive SQL (ISQL) ウィンドウが以下のように開きます

    ISQL1.png

  3. デフォルトのデータベースサーバー 「BI4」 を「BI4_CMS」のパートナーデータベースサーバーとして定義します。この構文では、データベースサーバーがあるstate  の履歴を保存するデータベースサーバーの stateファイルも作成します。 SQL  構文を実行するには、実行ボタンをまたはF5 を押してください。

 

CREATE MIRROR SERVER BI4
AS PARTNER
connection_string=’SERVER=BI4;host=localhost:2638′
state_file=’C:\\Program Files (x86)\\SAP BusinessObjects\\sqlanywhere\\database\\BI4.state’;

 

ISQL2.png

 

トラブルシューティング ISQL
データベースサーバーをパートナーとして、つまり、プライマリまたはミラーとして定義する際によく発生するエラーは、その属性がすでにそのデータベースに存在するというものです。その時のエラーウィンドウは以下のようなものです。
ISQLE1.png ISQLE2.png
このような問題を解決するのに、非常に簡単な方法があります。これには、2つのステップを踏んでください。

  1. このコマンドを使用して、全ての起動中のデータベースサーバーとそのサーバータイプを確認します。SELECT * FROM SYS.SYSMIRRORSERVER
  2. すでに存在するサーバータイプとサーバー名を確認して、サーバーを落とします。DROP MIRROR SERVER {SERVERNAME}

 

  1. データベースサーバーを作成して、オリジナルのデータベースサーバーのパートナーとして定義します。これが、ミラーとして機能するデータベースサーバーになり、フェイルオーバーの際にはアクティブなデータベースサーバーとなります。このデータベースサーバーが別のホストポートで確実に起動することを確認してください。CREATE MIRROR SERVER BI4copy
    AS PARTNER
    connection_string=’SERVER=BI4copy;host=localhost:2639′
    state_file=’c:\\t1\\BI4copy.state’ISQL3.png
  2. 以下の文を実行して、「BI4primary1」をBI4の  CMSデータベースの論理プライマリデータベースサーバーとして定義します。 BI4primary1  は、クライアントがプライマリデータベースサーバーとして機能しているCMS データベースに関連したデータベースサーバー接続するのに使用する名前です。デフォルトとコピーデータベースサーバーに使用されているポートをどちらも必ず特定してください。CREATE MIRROR SERVER BI4primary1
    AS PRIMARY
    connection_string=’SERVER=BI4primary1;HOST=localhost:2638,localhost:2639′;ISQL4.png
  3. 次のステップで、「BI4mirror1」 を BI4 のCMS データベースの論理ミラーデータベースサーバーとして定義します。BI4mirror1 は、クライアントがミラーデータベースサーバーとして機能しているCMS データベースに関連したデータベースサーバー接続するのに使用する名前です。デフォルトとコピーデータベースサーバーに使用されているポートをどちらも必ず特定してください。CREATE MIRROR SERVER BI4mirror1
    AS MIRROR
    connection_string=’SERVER=BI4mirror1;HOST=localhost:2638,localhost:2639′;ISQL5.png
  4. 監視データベースサーバーを定義します。CREATE MIRROR SERVER BI4arbiter
    AS ARBITER
    connection_string =’SERVER=BI4arbiter;HOST=localhost:2637′;
  5. データベースミラーリングシステムにミラーオプションを設定し、監視データベースサーバーに接続します。 接続できれば、切断し、Interactive SQL ウィンドウを閉じます。SET MIRROR OPTION authentication_string=’abc’;ISQL6.png
  6. Interactive SQL をシャットダウンします。
  7. 最後のステップは、ミラーデータベースサーバーディレクトリのCMS データベースファイルとトランザクションログファイルのバックアップコピーをとります。コマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力します。dbbackup -c “UID=DBA;PWD=pASSWORD1;SERVER=BI4;DBN=BI4_CMS” c:\t1

 

Audit データベースのミラーパートナーをセットアップする

 

CMS データベースのミラーデータベースサーバーパートナーをセットアップするのと同様、Audit データベースに対しても同じことをする必要があります。.

 

  1. デフォルトのAudit データベース に Interactive SQL (ISQL) から接続し、ミラーパラメーターを定義します。dbisql -c “UID=DBA;PWD=pASSWORD1;SERVER=BI4;DBN=BI4_Audit”ISQL7.png
  2. 「BI4_Audit」データベースのパートナーサーバーとして、デフォルトサーバー「BI4」を定義します。この構文では、サーバーがあるstate の履歴を保存するサーバーの  stateファイルも作成します。 SQL 構文を実行するには、実行ボタンをまたはF5  を押してください。CREATE MIRROR SERVER BI4
    AS PARTNER
    connection_string=’SERVER=BI4;host=localhost:2638′
    state_file=’C:\\Program Files (x86)\\SAP BusinessObjects\\sqlanywhere\\database\\BI4.state’;ISQL8.png
  3. データベースサーバーを作成して、オリジナルのデータベースサーバーのパートナー として定義します。これがミラーとして機能するデータベスサーバーになります。また、フェイルオーバーの際に、アクティブなデータベースサーバーになります。このデータベースサーバーが、必ずその他のホストポートで確実に起動することを確認してください。CREATE MIRROR SERVER BI4copy
    AS PARTNER
    connection_string=’SERVER=BI4copy;host=localhost:2639′
    state_file=’c:\\t1\\BI4copy.state’
    ISQL9.png
  4. 以下の構文を実行して、「BI4primary2」を BI4 の Audit データベースの論理プライマリデータベースサーバー として定義します。 BI4primary2 は、クライアントがAudit データベースに関連するプライマリデータベースサーバーとして機能しているデータベースサーバーに接続するために使用する名前です。デフォルトとコピーデータベースサーバーに使用されているポートをどちらも必ず特定してください。CREATE MIRROR SERVER BI4primary2
    AS PRIMARY
    connection_string=’SERVER=BI4primary2;HOST=localhost:2638,localhost:2639′;
    ISQL10.png
  5. 次のステップでは、「BI4mirror2」 を BI4 の Audit データベースの論理ミラーデータベースサーバー として定義します。. BI4mirror2 は、クライアントがミラーデータベースサーバーとして機能するCMSデータベースサーバーに関連するデータベースサーバーに接続するのに使用するの名前です。デフォルトとコピーデータベースサーバーに使用されているポートをどちらも必ず特定してください。CREATE MIRROR SERVER BI4mirror2
    AS MIRROR
    connection_string=’SERVER=BI4mirror2;HOST=localhost:2638,localhost:2639′;ISQL11.png
  6. Arbiter データベースサーバーを定義します。CREATE MIRROR SERVER BI4arbiter
    AS ARBITER
    connection_string =’SERVER=BI4arbiter;HOST=localhost:2637′;
  7. データベースミラーリングシステムのミラーオプションを設定して、監視データベースサーバー に接続します。これは、CMS データベースで定義されたものと異なる必要があります。これができたら、切断し、Interactive  SQL ウィンドウを閉じます。SET MIRROR OPTION authentication_string=’def’;ISQL12.png
  8. Interactive SQL をシャットダウンします。
  9. 最後のステップでは、ミラーデータベースサーバーディレクトリの Audit データベースファイルとトランザクションログファイルのバックアップコピーをとります。以下のコマンドをコマンドプロンプトで入力します。dbbackup -c “UID=DBA;PWD=pASSWORD1;SERVER=BI4;DBN=BI4_Audit” c:\t1

 

ミラーおよび監視データベースサーバーをスタートアップする

 

これらのデータベースサーバーをスタートアップするには、コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力します。

 

ミラーデータベースサーバー:

dbspawn -f dbsrv12 -n BI4copy -x tcpip(PORT=2639) -su pASSWORD1 “C:\t1\BI4_CMS.db” -xp on “C:\t1\BI4_Audit.db” -xp on

  • 「-xp on」スイッチは、サーバーがデータベースミラー環境にあることを示します。.

監視データベースサーバー:

dbspawn -f dbsrv12 -n BI4arbiter -su pASSWORD1 -x “tcpip(PORT=2637)” -xf “c:\arbiter\arbiter.state” -xa “AUTH=abc,def;DBN=BI4_CMS,BI4_Audit”

  • 「-xf」 スイッチは、監視サーバーのstate ファイルの場所を特定します。.
  • 「-xa」スイッチは、ミラーされているデータベースの名前と、監視サーバーの認証文字列を確認します。

このステージでは、ユーザーは、「BI4」をプライマリデータベースサーバーである「BI4」とともに稼働するデータベースが3つ存在しているはずです。そして、その代替のデータベースサーバーとして「BI4copy」をミラーデータベースサーバーが存在しているはずです。データベースサーバーのstateや、データベース上の特定のデータベースのstateを確認したい場合は、以下のコマンドを使用してください。

dbping -c “UID=DBA;PWD=pASSWORD1;SERVER=BI4primary1” -ps ServerName -pd MirrorRole,MirrorState,PartnerState,ArbiterState

CMD2.png

または

 

dbping -c “UID=DBA;PWD=pASSWORD1;SERVER=BI4copy;DBN=BI4_Audit” -ps ServerName -pd MirrorRole,MirrorState,PartnerState,ArbiterState

CMD3.png

ODBC DSN 接続を変更する

 

CMS と Audit データベースのミラーライングが完了したら、ODBC Data Source Name (DSN) 接続は、プライマリデータベースサーバーへ接続するよう変更する必要があります。

 

  1. ODBC Data Source Administrator を立ち上げます。 (以下の順でクリック Start > All Programs > SQL Anywhere 12 > Administration Tools > ODBC Data Source Administrator)
  2. 「System DSN」 タブに移動します。ODBC2.png
  3. BI4_CMS_DSN をクリックし、次にConfigure をクリックします。ODBC3.png
  4. SQL Anywhere の ODBC 設定ダイアログが表示されます。「Login」” タブに移動します。ODBC4.png
  5. 変更が必要な場所が2か所あります。まず、ポートは、空白のままにしておく必要があります。次に、サーバー名をプライマリデータベースサーバーに与えられた名前に変更する必要があります。この文書では、「BI4Primary」です。ODBC5.png
  6. 完了したら「OK」をクリックして、Audit System DSN (BI4_CMS_DSN)は1から5のステップを繰り返します。必ず正確なデータベースサーバー名を入力してください。この文書では、「BI4primary2」です。

 

Sybase Central にサービスを追加する

 

この時点では、コマンドプロンプトで、データベースサーバーは作成されています。しかしながら、ゴールは、これらのデータベースサーバーが、サービスとして稼働し、自動的に起動することです。Sybase Central では、これに必要な SQL Anywhere サービスを作成し、変更することができます。

 

  1. Sybase Central を立ち上げます。(以下の順でクリックします。 Start > All Programs > SQL Anywhere 12 > Administration Tools > Sybase Central) Welcome ダイアログが表示された場合はこれを閉じます。.
  2. Sybase Central のFolders ビューボックスにある「SQL Anywhere 12」 タブに移動します。SC1.png
  3. 右パネルの「Services」 タブをクリックします。SC2.png
  4. 現在停止しているため赤の□で示された、デフォルトデータベースサーバーを起動するサービスが1つあるはずです。
  5. SQLANY’s_SQLAnywhereForBI」をダブルクリックして、サービスのプロパティを開きます。別のタブ下のサービスのプロパティを編集することができます。SC3.png
  6. Configuration」 タブへ移動し、現在のサービス起動実行ファイルとパラメーターを変更します。現在、サービスは、データベースサーバーをSAP  BusinessObjects プログラムフォルダにある dbsrv12 実行ファイル経由で起動しています。これは、SAP SQL Anywhere プログラムフォルダーにあるdbsrv12実行ファイル経由でサービスが起動するよう変更する必要があります。パラメーターは、「CMS データベースのミラーパートナーをセットアップする」のセクションで使用されたコマンドに変更する必要があります。ファイル名:
    C:\Program Files\SQL Anywhere 12\Bin64\dbsrv12.exeパラメーター:
    -n BI4 -x tcpip(PORT=2638) -su pASSWORD1 “C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\sqlanywhere\database\BI4_CMS.db” -xp on “C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\sqlanywhere\database\BI4_Audit.db” -xp on

    これにより、データベースサーバーがデータベースミラーリングの環境に設定されます。以下は、設定前後のスクリーンショットです。

    設定前:

    SC4.png

    設定後:

    SC5.png

     

  7. Apply をクリックし、プロパティボックスを閉じます。サービスセクションのSybase  Central に戻ります。
  8. 次のステップでは、ミラーと監視データベースサーバーの新しいサービスを追加します。右パネルの空白のスペースで右クリックして、ポップアップメニューから New > Service を選択します。SC6.png
  9. Create Service Wizard が表示されます。新しいサービスを 「SQLANY’s_SQLAnywhereForBIMirror」と名前をつけます。 Next をクリックします。SC7.png
  10. Network Database Server をサービスのリストから選択し、Nextをクリックします。SC8.png
  11. SQL Anywhere 12プログラムフォルダー内の dbsrv12.exe へのディレクトリパスを入力します。Next をクリックします。SC9.png
  12. ミラーデータベースサーバーのパラメーターを特定する必要があります。このパラメーターは、「ミラーおよび監視サーバーをスタートアップする」のセクションで使用されていたものと全く同じものになります。-n BI4copy -x tcpip(PORT=2639) -su pASSWORD1 “C:\t1\BI4_CMS.db” -xp on “C:\t1\BI4_Audit.db” -xp onFinish をクリックして、Create Service Wizard を完了します。

    SC10.png

  13. Sybase Central に戻ります。Services セクションには、2つのサービスが存在しているはずです。
  14. 次のステップでは、監視 サーバーのサービスを作成します。プロセスは、サービス名とパラメーターの少しの変更を除いて、上記と全く同じです。空白のスペースで右クリックし、ポップアップメニューより  New > Service を選択してください。SC12.png
  15. Create Service Wizard が表示されます。新しいサービスに 「SQLANY’s_SQLAnywhereForBIArbiter」と名前をつけ、 Next をクリックします。SC13.png
  16. サービスのリストから Network Database Server を選択し、Nextをクリックします。SC8.png
  17. SQL Anywhere 12 プログラムフォルダー内のdbsrv12.exeへのディレクトリパスを入力します。Next をクリックします。SC9.png
  18. 監視データベースサーバーのパラメーターを特定する必要があります。パラメーターは、「ミラーおよび監視サーバーをスタートアップする」セクションで使用されたものと全く同じものになります。-n BI4arbiter -su pASSWORD1 -x tcpip(PORT=2637) -xf C:\arbiter\arbiterstate.txt -xa “AUTH=abc,def;DBN=BI4_CMS,BI4_Audit”Finish をクリックして Create Service Wizard を終了します。

    SC14.png

  19. Sybase Central に戻ります。Services セクション内には、それぞれのデータベースサーバーに1つずつ、3つのサービスが存在しているはずです。

この時点では、3つのSQL Anywhere データベースサーバーが、これより前に実行したセットアップのステップにより稼働しています。それぞれのデータベースサーバーをシャットダウンしてください。

  • データベースサーバーダイアログ内の「Shut down」をクリックする (System Tray 経由で)
    – または –
  • コマンドプロンプトで、以下の3つのコマンドを実行する。dbstop -c “uid=dba;pwd=pASSWORD1;dbn=utility_db;links=tcpip” BI4copy
    dbstop -c “uid=dba;pwd=pASSWORD1;dbn=utility_db;links=tcpip” BI4
    dbstop -c “uid=dba;pwd=pASSWORD1;dbn=utility_db;links=tcpip” BI4arbiter

 

コマンドプロンプトを閉じます。.

 

ミラーリングデータベースサーバーを確認する

 

最後のステップでは、3つのデータベースサーバーをそれぞれのサービス経由で起動し、機能しているかチェックします。サービスをあげるには、2つの方法があります。マニュアルで、Sybase Centralからあげる、または、コンピューターを再起動させます。Sybase Central 経由でサービスを起動するには、そのサービスの名前の上で右クリックし、ポップアップメニューから、Start をクリックします。サービスをあげる順序は、 (1) 監視サーバー、 (2) デフォルトサーバー、そして、(3) ミラーサーバー の順です。.

SC15.png

 

全てのデータベースサービスが起動したら、BOBJ CMS サーバーが確実に稼働しており、BOBJ がプライマリデータベースサーバーに接続されていることを確認してください (Server Intelligence Agent を セントラル設定マネージャ経由で起動)。 一つの方法として、セントラル管理コンソール (CMC) または、Query Builder (QB) のどちらかにログインしてチェックする方法があります。

 

 

もし、下のようなエラーが出る場合には、サービスが適切にセットアップされていないか、起動していない可能性があります。

CMC1.png

 

QB1.png
ミラーデータベースサーバーのフェイルオーバー処理プロセスをテストするには、デフォルトデータベースサーバー「BI4」のサービスを無効にして切断し、残りの2つのサービスを稼働させたままにします。代わりのデータベースサーバー「BI4copy」が、プライマリデータベースサーバーになり、CMC およびQB データベースにログインできるようになっているはずです。「BI4」 のサービスを起動するとデータベースサーバーが戻され、これをミラーリングの状態におき、「BI4copy」が切られると、プライマリデータベースになるよう準備します。

 

まとめ & 追加リソース

 

CMS レポジトリと Audit データベースのミラーリングを実装するということは、SAP BusinessObjects 内の高可用性環境を検討する場合にたいへん役に立つツールとなります。ミラーリングデータベースサーバーがどの状況にあるかわかるよう監視データベースサーバーが、常に確実に稼働するようにすることが重要です。適切なプロセスで処理され、期待どおりに動くようミラーリングシステムをテストすることを忘れないようにしてください。

 

追加リソース

 

 

===

 

SAP SQL Anywhere に関する詳細情報は、SAP SQL Anywhere Communityページ

<英語> を参照してください。

 

上記のコミュニティーに掲載されている技術情報は、順次SQL Anywhere 日本語コミュニティに掲載しています

。SQL Anywhere の日本語記事をリスト形式で表示するには、「sql anywhere japan」のタグをクリックしてください。

 

SQL Anywhere に関してはまずはこちらをご参照ください。無期限でご利用いただける無償の Developers Edition もこちらからダウンロードが可能です。

 

SQL Anywhere に関して技術的な質問のある方はコミュニティに登録し、
「+ Actions」から「Ask a Question」機能をご利用ください。

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Primary Tag には「SQL Anywhere」、
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不具合につきましては、サポート契約者様専用の問い合わせ方法にてお問い合わせください。

 

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ご購入に関するお問い合わせ

 

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