このページは、以下の英語ページの抄訳です。最新の情報については、英語ページを参照してください。

 

SAP IQ (IQ) のドキュメントに、「SQL Anywhere と SAP IQ を異なるマシンにインストールすることによって、起動に関する問題の可能性を防止できます。」という記述があります。この記述における「可能性」とは、必ずしも問題に直面するということを意味するわけではありません。

SQL Anywhere とIQ を同じマシンにインストールする必要性がでることもあるでしょう(例えばSAP BusinessObjects などリポジトリ用のSQL Anywhere が埋め込まれている場合など)。

このようなケースでは、「起動時の問題の可能性」が発生する仕組みを理解する事で、これを回避することができます。

 

SAP IQ にはSQL Anywhere が埋め込まれています。つまり SQL Anywhere データベースサーバーのバイナリ―は、IQ のバイナリ―と一緒にインストールされます。

Windows版 IQ16 に含まれるSQL Anywhere のバイナリは、デフォルトではC:\sybase\IQ-16_0\Bin32 と C:\sybase\IQ-16_0\Bin64 (それぞれ32bit用と64bit用のフォルダです) にインストールされます。UNIXのインストールも同様のディレクトリ構造になります。

 

IQのインストールの際に注意が必要なのは、IQ のインストールでは、コンピューターの「PATH」環境変数を2つのディレクトリが含まれるように変更してしまう(PATH環境変数の最初)ということです。

例えば、Windowsのコマンドプロンプトで、「dbisql.exe」と入力して起動した時に起動される Interactive SQL が、”C:\sybase\IQ-16_0\Bin64″(64BitOSの場合)であることです。
これは、SQL Anywhere の他のバイナリ全てに関して同様です。

 

SAP SQLAnywhere のインストールでも、PATH環境変数がSQL Anywhere のバイナリのディレクトリを含むように変更されます(PATH環境変数の最後)。

Windowsにおけるデフォルトのインストールでは、SQL Anywhere 16はC:\Program Files\SQL Anywhere 16\Bin64 と C:\Program Files\SQL Anywhere 16\Bin32 の2つのフォルダを「PATH」環境変数に追記します。

 

それぞれのインストールプログラムの処理を理解する事で起動時の問題を回避する事ができます。

以下にPATH 環境変数がどのようになるかの例を示します (64-bit Windows マシンと仮定します)。

 

  1. SAP IQのみインストールする場合
    C:\sybase\IQ-16_0\Bin64;C:\sybase\IQ-16_0\Bin32
  2. SAP SQL Anywhereのみインストールする場合
    C:\Program Files\SQL Anywhere 16\Bin64;C:\Program Files\SQL Anywhere 16\Bin32
  3. SAP IQをインストールしたのち、SAP SQL Anywhereをインストールする場合
    C:\sybase\IQ-16_0\Bin64;C:\sybase\IQ-16_0\Bin32;C:\Program Files\SQL Anywhere 16\Bin64;C:\Program Files\SQL Anywhere 16\Bin32
  4. SAP SQL Anywhereをインストールしたのち、SAP IQをインストールする場合(この結果は上記と同じである事に注意して下さい)
    C:\sybase\IQ-16_0\Bin64;C:\sybase\IQ-16_0\Bin32;C:\Program Files\SQL Anywhere 16\Bin64;C:\Program Files\SQL Anywhere 16\Bin32

 

ご覧の通り、IQ と SQL Anywhere を両方インストールする際、PATH 環境変数は常に IQ を含むエントリが SQL Anywhere のそれよりも前になります。
この状況こそが、同じマシンに両方の製品を利用する場合に、望まれる状況です。

状況を簡単にし、起動時の問題を避けるために、SQL Anywhereを先にインストールしてからIQをインストールする事をお勧めします。

さらなる問題を避けるために、使用するバイナリのディレクトリを絶対パスで指定してください。

上記の4番目の例で、コマンドプロンプトを使って”dbisql.exe”を実行すると、IQ のインストールによる Interactive SQL が起動し、”C:\Program Files\SQL Anywhere 16\Bin64\dbisql.exe” を使用して起動すると、SQL Anywhere のインストールによる Interactive SQL が起動します。

これは、IQ と SQL Anywhere の両方のインストレーションで見られるバイナリにのみあてはまることに注意して下さい(例えば、それらは、同じファイル名でなければなりません)。

前述のBusinessObjects (BOBJ) のように、SQL Anywhere が埋め込まれた製品は数多く存在します。

注意しなければならないのは、一般的にこれらの製品はPATH環境変数を変更する事はできず、完全なディレクトリ構造を使って SQL Anywhere のバイナリをコールします。

もし IQ やその他のSQL Anywhere が埋め込まれた製品と共にインストールしなければならない状況になった場合、単純に、IQ のインストールを最後に実行してください。

それに加えて、他の製品のインストールの後で、その製品だけでなく SQL Anywhere のバイナリを含むディレクトリが PATH環境変数に加えられているかを確認してください。

 

SAP BusinessObjects のインストールの場合は、インストーラはBOBJ用のSQL Anywhere ディレクトリを PATH 環境変数に追加します。

SAP IQ とのコンフリクトを避けるため、BOBJ 用のSQL Anywhere の記述が、SAP IQ 用のSQL Anywhere の記述の後ろに確実にきていることを確認するか、もしくは、BOBJ の後に IQ をインストールしてください。

 

最後に注意点として、SQL Anywhere のセットアッププログラムはインストールの場所と、言語ロケール用にレジストリのエントリ(Windows)、もしくは.ini ファイル(UNIX)を生成します。

これらの設定も、SQL Anywhere の環境変数 で説明する環境変数でコントロールすることができます。

SQL Anywhere とともに使用する場合は、レジストリや.iniファイルではなく、これらの環境変数を使用するようにしてください。

 

 

 

 

 

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SAP SQL Anywhere に関する詳細情報は、SAP SQL Anywhere Communityページ

<英語> を参照してください。

 

上記のコミュニティーに掲載されている技術情報は、順次SQL Anywhere 日本語コミュニティに掲載しています。

SQL Anywhere の日本語記事をリスト形式で表示するには、「sql anywhere japan」のタグをクリックしてください。

 

SQL Anywhere に関してはまずはこちらをご参照ください。無期限でご利用いただける無償の Developers Edition もこちらからダウンロードが可能です。

 

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