EhP情報ソース19で紹介したInnovation Discoveryページですが、お客様(またはパートナー社さん)の設置システム別のEhP新機能情報も提供します。お客様システム別に、「有効化されているBusiness Function」「多頻度使用されているトランザクションでの追加機能」「モディファイされている機能への追加機能」などです。
Innovation Discovery ページリンク(S-ID要ります):http://service.sap.com/innovation-discovery
①まず最初にログオンした際に、Innovation Discoveryからお客様のシステム使用情報(Early Watch Alert)へのアクセスを許可するかどうかのDisclaimer画面が出ます。ここでOKと選択し、次のシステムセレクション画面(↓)で、対象システムを選択すればこの機能が使えます。Early Watch Alertは、毎週システムのワークロード、使用・増加データボリュームなどの情報を健康診断的に診断するレポートでご存じの方は多いと思います。 *もしここでS-IDの権限上も問題でうまく表示されないという場合、下記の③をご覧ください。
②顧客システム別情報画面の解説
下記に赤く囲った、下半分の部分が顧客システム別情報画面です。
「High Impact」の項目
使われているユーザー数が多いトランザクションTop100についてEhP等の追加機能(Business Function)がある場合、ここに現れます。青い数字をクリックするとその詳細一覧に行きます。
「Activation Status」の項目
EhPでインストールされているものの、有効化されていないBusiness Functionがここに表示されます。この例の場合はSAP社内のシステムで、殆どのBusiness Functionが有効化されているため、非常に少ない数が現われています。以下同じようにクリックすると詳細機能情報が見えます。
「Return to Standard」の項目
モディファイされている、またはコピーされて使われているトランザクションが、EhP等のBusiness Functionにて新機能が追加されている場合、ここに現れます。
「Ready to Use」の項目
現行インストールされているEhPレベルで使える機能(Business Function)数がここに現れます。
③Innovation Discovery操作マニュアルと、S-IDの権限
こちらがService Market Place(SMP)上の操作マニュアルになります。 その中でS-IDの権限について、P10のAppendix-FAQの”How do I get Authrization to system-specific data in Innovation Discovery”、P11の”What do I do if the system I want to see is not available in the system selection area of Innovation Discovery?" をご覧ください。
https://support.sap.com/content/dam/ProductFeatures/InnovationDiscovery/ID_Doku_FINAL.pdf
④EhP適合機能診断サービスBFP廃止について
このお顧客システム別情報の導入により、下記に紹介しておりましたBFP(Business Function Prediction)は廃止させていただく事になります。
EhP情報ソース4 お客様毎の適合EhP機能診断無償サービス BFP
是非有効活用いただければと思います。
SAP Maintenance Go To Market Solution Management 木下史朗