最近、SAP製品のUnicode方針に関する質問をよく受けるので、整理したいと思います。

1.正式な情報ソース:

全てSAPサポートポータルのこちら http://service.sap.com/unicode/ で公開されていますので、S-IDをお持ちのユーザ-の皆様は是非参考にしてください。下記2.3.4.の詳細も全てこちらにて確認可能です。

2.Unicodeってそもそも?Unicode以前はどうやっていたか?   

Unicodeは、色々多種多様な言語を1つの規約で異機種間の互換性を持つための、コンピュータ・システム業界標準として登場しました。SAPも当然そこにのりました。

ちなみにUnicode以前は、多種多様な言語を表すためのコードページをSAPも沢山持っており、例えば「日本語+アルファベット」文字列対応コードページ、「中国語(大陸語)+アルファベット」対応コードページ、「ハングル語+アルファベット」対応コードページ、「中国語(台湾の旧字体)+アルファベット」対応コードページ、「ロシア・ウクライナ語+アルファベット」対応コードベージなど数多くの言語対応コードページというものを使っていました。これらを総称して「シングルコードページ」とも呼び、これらはまだNetWeaver 740現在も使用可能です。 

単一言語+アルファベット以外の複数言語を同一環境で実現するためのSAP独自方式MDMP(Multi Display Multi Processing)というコードページも持っていましたが、MDMPはNetWeaver 2004にてサポートを終了しています。

3.2006年4月発表内容

ERP、SCM、CRM、SRMなどの従来からあったSAP製品はUnicode、非Unicode(上記シングルコードページ)の両方をサポートし、アップグレードをする場合についてはUnicode化か従来通りかの選択可とする。但しERP、SCM、CRM、SRM等を新規インストールする場合はUnicodeのみ可能とする。

 

*例外はMDMPという上記複数言語を単一環境で実現する方式で、この方式はNetWeaver2004を最後にサポート終了のため、ご使用のお客様はERP6.0(+NetWeaver7.0かそれ以降) へのアップグレード時にUnicodeに移行頂く必要。

2006年末以降に出るSAPの新製品については全てUnicodeのみの対応にする。

*例として製造系のSAP MII、SAP ME(Maufacturing Execution)、物流計画をするSAP TM(Transportation Management)、サプライチェーン系の製品SAP SNC(Supply Network Collaboration)、3Dのビューアを持つVisual Enterpriseなどがありますが、これらの全くの新規製品はUnicodeのみの提供です。

4.2014年に出た方針

NetWeaver 7.40より後の製品は全てUnicodeのみの対応となるという事になります。下記富士通 河原さんもブログに書いて頂いていますので参考まで。

非ユニコードシステムが今後は未サポートに

Unicodeもかなり年が経過し、出力装置・周辺機器含めてそろそろ環境が整ってきたでしょうか?よく聞かれる話は、データベースのUnicodeマイグレーション以外に、レポート類の修正対応が大変、アドオンで作成した画面の修正が大変という件です。レポート類とかはBusiness Objects等の社内で標準化されたレポート提供方式を持つお客様は、あまり悩まなくて済むようです。実際データがエンドユーザに活用されているかどうかの使用度合の管理もこのような提供方式を確立しているとスムーズで、是非検討を推奨したいところです。

注:2014年7月11日時点の情報でありこのブログ上で最新情報更新は保障しかねますので、正確には下記1.の情報ソース・SAPサポートポータルをご覧ください。

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