SAPではSUPPORT INFO DAYという、SAPサポートの基礎とEnterprise Supportの活用方法のワークショップを定期的に行っています。 http://www.sap.com/japan/s-infoday SUPPORT INFO DAY基礎編の内容で、意外と知られてないネタの1つにサイド・イフェクト・レポートがあります。ずっと以前からあるサービスという訳ではないので、SAPのベテランの方程、このSUPPORT INFO DAYに来る機会が無くご存じ無い、という気がしてきましたので、是非活用頂きたくこちらで取り上げます。

要はSPを適用する時に新たに発生してしまうサイドイフェクト(副作用・不具合)と、それを修正する新規Noteの自動提案ツールです。例えばERP6.0のSP24を当てるという時に、現状報告されているSP24のサイド・イフェクトNoteの一覧が自動提案され、そのままSP24にプラスして移送依頼として適用出来ます。これらのサイト・イフェクトNoteは、原則として次に出るSP25に含まれて来る事になります。また、Solution Managerのメンテナンスオプティマイザでもこの機能が呼び出せるのですが、残念ながら私環境を持ってないため、下記サポートポータルを使って説明します。

1) サポートポータルよりの入り方、2つの依頼方法(システムから選択、製品から選択)

問題解決→SAPノート→SAPノートのサイドイフェクト より入ります。

依頼方法として2つあり、1つは「システムから選択」で、お客様の現状システムのSPからどのSPまで当てるという事を設定しレポートを依頼します。

もう1つは「製品から選択」で、例えばERP6.0という製品を指定してレポートを依頼します。

「システムから選択」の方がより実践的と思いますが、残念ながら私SAPのシステムに管理権限無く、「システムから選択」の操作ができないため、「製品から選択」でご紹介します。(SAP製品が非常に最近増えているため、SAP ERPにたどり着くまでかなりかかりますが。)

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2) SP範囲指定と依頼送信

依頼をSAPに発行し、お客様の手元に数時間後にメールで届きます。まず、次のステップでは、SP範囲の指定ですが、ERP6.0の製品のコンポーネント毎に必要なSPを指定します。その次に依頼送信です。簡易的にSAP APPL6.00のみしか選んでいませんが、下記SP23から24を適用すると想定した時の

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3) レポートが完成したらメール受信

数時間後指定したメールにレポートが送付されてきます。

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4) レポートの中味

上記の「依頼ID」を押すと下記の通り、原因ノートと解決ノートがレポートに書かれて出て来ます。

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チェックボックスにチェックをしたノートは、このままダウンロードバスケットに入れ、ノート適用する事も出来ますが、 非常に多頻度で新しい解決ノートが出てくる可能性があるため、SP適用直前のサイド・イフェクト・レポートを活用してください。(レポートの一番下の部分・画面コピー↓)

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以上、サイド・イフェクト・レポートの解説でした。残念ながら、これさえあれば100%大丈夫とう訳でないですが、SPのハードルを下げる1つの手段です。ご存じの方も多いと思いますが、ERP6.0のEHP方式になって、SPに含まれる内容は基本バグ修正が中心になり、新機能追加はEHPになり、昔のR/3の時代みたいにSPを当てたら機能が書き換わった、とあわてる可能性はほぼ無くなりました。テスト自動化ツール(Solution Manager、Enterprise Support契約でQTPの2ライセンスも含まれます または有償のQuality Center)と合わせて、SP適用のハードルを下げる工夫の1つです。

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