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SAP Basisエンジニアの方にとって今後ますます注目のSoftware Logistics Toolset(SLToolset)について全体像を解説します。

免責事項:下記には予定の情報も一部含まれますが、お約束するものではありません。予告なく変更されるケースもあります。

背景:

SAPの最近の使われ方の特徴として、今まで各拠点で分散して導入されていたSAP ERPの統合化が進んでいます。 このERPの統合化はTCOを削減し、共通のビジネス基盤を社内で定着させる有効な方法として今後もどんどん進んで行くと考えられ、Global One Instanceを目指す企業さんも増えて来ています。 それに伴って、システムメンテの際のダウンタイムの要求が日に日に強まってきて、多くのユーザーが1システムを使うため、エンジニアの方へ品質の高い作業が以前より求められるようになってきています。 この様な外部環境に対応するために、SAPではインストール、アップグレード、SP適当等のアップデートなどのBasis作業を、品質高く、効率的に行えるようにするため、SPAMSAPUpSAPInstなどに代表されるSoftware Logistics Toolを序序にSLToolsetという新しい考えのツールに変えて行こうとしています。

Software Logistics ToolsetSltoolset)の特徴・概要:

1.常にSPの当たった最新版をService Market Place  (http://service.sap.com/sltoolset) から取得 

    品質高い作業を実施するため、常に最新のSPのツールを上記から得て作業頂く形となります。毎回ツールを使うために沢山のNoteを読んで頂き修正して頂いていましたが、今後は最新のSPのバージョンのツールをこちらから提供を受けて使用になります。

2.製品から独立したツール 

    従来の様に製品毎に同梱された、色々なロジスティックスツールでなく、各製品共通のツールとして上記から提供となります。

3.ダウンタイム短縮の工夫 

    例えばSUMSoftware Update Manager, Sltoolsetの1つ)を例に取ると下記の様に、従来のSAPUpSAPehpiに比べて、ダウンタイムが短くなるように、前倒しできるステップを前に持ってくる組み換えがされており、ダウンタイム短縮の工夫がされています。

          2013-02-23 23-05-17.png

4.複数作業を1ツールにパッケージ化 

     例えば、SLToolsetの1つ、SUMDMO(Data Migration Option *現在パイロットフェーズ)BWHANA DBにマイグレーションしますが、Dual Stack分割+ユニコード変換+BWUpgrade+HANA DBへの移管等が1ツールに統合されています。 DMO解説ブログ  また、従来の様に、作業前に膨大な量のツールのNoteを読んでエラーを修正してから使うという様な非効率な作業がまとめて最新版で提供されるのはもちろん、複数ステップを1つのツールでという工夫が各所にされています。 

 

5.4ヶ月に1度程度の追加機能

     4ヶ月に1http://service.sap.com/sltoolset にてSPが提供され、不具合修正に加え毎回新しいツールや機能が追加されます。20132月現在SP6が最新で、次のSP7は2013年4月の予定です。

 

6.通常保守サービス内で活用可能

     追加費用は発生しません。PIのニアゼロダウンタイムミ二マイズツール(nZDT)みたいに、従来の有償サービスがこちらにて無償提供されている例もあります。

 

7.作業マニュアルにて使用が指示されているケース(SUMなど)と、そうでない独立したツール(例:System Rename、Dual Stack Splitツールなど)があります。 4ヶ月毎に次々と新しいツールが登場していますので、なるべくhttp://service.sap.com/sltoolset のチェックを推奨します。

 

8.来年以降Solution Manager 7.1へ統合されていく予定です。  

 

9.SLToolsetのセントラルノートはこちらです。                          Note 1563579

 

 

SP6(2012年11月リリース)でのSltoolset中身一覧:

/SLToolset の中の詳細  ← こちらの/SLToolsetの中のサイトに各ツールのNote、Blogが掲載されていますが、簡単に解説します。

  

1. System Rename 1.0      

ホスト名、SIDなどのリネームツール。クラウドや仮想ストレージのクローン作成機能を活用すれば、システムコピーに比べ大幅に効率が上昇します。富士通 河原様のブログにも検証結果ありますので参考まで  System Rename ブログ

 

2. Near Zero Down Time Management for PI

PIのnZDT  クローン作成によるnZDTのサービスがツール化。こちらも河原様のブログに解説ありました。 ZDT for PIブログ

 

3. Software Update Manager(SUM )

EHP適用、SP適用など一番よく使うツールです。ERPではEHP6以降のUpgradeSP適用はこのツールがMustになります。例えばERP on HANACRM on HANASCM on HANAにするためにも、ERP, CRM, SCMへのEHP適用にSUMが使われます。先に述べたDMOData Migration Option)により、ERP on HANADBマイグレーションも近い将来出来るようになると思います。 少し前のSP4時点の情報ですが、こちらのJSUGサイトに私が昨年4月に実施したWebinarや、詳細解説資料。 https://jsug.smartseminar.jp/public/seminar/view/563

  

4. Software Provisioning Manager  1.0

インストール(SAPinst、システムコピーなどの作業効率アップ。本日現在、NW7.0,7.3ベースの製品に対応。

  

5. Dual Stack Split tool 2.0 SP5 

従来のABAP+JavaDual Stack製品のシングルスタック化(今後。JavaABAPの進化のスピードの違いから来るメンテナビリティ向上のため、シングルスタックでの製品提供に方針として切り替わります)

  

6. LM Automation 1.0 

ンストール(プロビジョニング)~事後処理~アップデートなどの製品のライフサイクルを自動化する基盤。壮大な計画の基盤ですが、恐らくSolution Managerに統合され機能が拡張していくと考えています。今時点ではABAPJavaSSLバリデーション、メンテナンスのテンプレートが用意されています。 

  

7. SAP Setup 9.0 

フロントエンドセットアップ

  

8. CTS Plug-in 200 SP03  

Javaの移送ツール

  

9. おなじみのSPAM, SAINTの最新版もこちらに

  

その他:

SCNにもSltoolsetのコミュニティがあります。 http://scn.sap.com/community/it-management/alm/software-logistics

またSAPアイデアプレースでは、Sltoolsetでこういう機能が欲しいというリクエストや投票ができます。https://ideaplace.brightidea.com/softwarelogistics

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