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よくあるすれ違いで、下記の例が毎回と言っていいほどあります。

SAP                                「EHPを入れて有効化した機能のみ変更になります。他には影響を与えません。」

パートナー様、お客様  「それはウソで、EHPを追加したら、各所に影響が出て、一通り動作確認テストが必要だ。」

両方とも間違っては無いですが、正しくは下記の通りです:

1.EHPなしからEHP6、あるいはEHP4からEHP6 を当てると、EHP6前提のSPS、あるいは最新までSPSを当てるため、SPSによる差分が書き換わります。

2.このSPSには、プログラムのエラー修正、セキュリティーパッチの様な重要な強制的書換え の2つが含まれます。

3.通常の新機能はEHPで提供され、これはスイッチフレームワークえ有効化して初めて書き換わります。

各EHPはほぼ1年半毎に出るため、その時の最新SPSを前提としており、各EHP前提のSPSは次の通りとなります。(EHP6はSPS20、EHP5はSPS16など詳しくはSAP note number 1064635 )

但し、新しく提供される機能は次のようなスイッチフレームワークで提供されるため、有効化されたBusiness Function(スイッチフレームワークでスイッチが入ったところ)のみRun Time オブジェクトが書き換わる、という仕組みになっています。

したがって、従来のR/3 4.6CやR/3 Enterprise からERP6.0へのUpgradeのような機能まで色々書き換わるという事は無いのですが、SPSによる修正、セキュリティパッチ等の適用分は変更が入っているので、テストをして頂く必要は出てきます。

今までの説明で誤解を与えた自身の反省も含め、上記解説致します。

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