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先日の続きとなります。JSUG 6th FOCUS テクニカル部会 二つ目のセッション

SAP TechEd Bangalore Feedback from SAP ~ 最新情報解説はSAP Japanにお任せください ~』の

「クラウド」に続く「HANA」「モバイル」パートをまとめます。

2. SAP Business Suite & SAP HANA

講師: 藤盛稔さん(SAPジャパン)

期待されていたSAP ERP on HANAの発表がMadridでもBangaloreでもなかったため、

実体ではなく今後の方向性を説明するという断わりからセッションが始まりました。

HANAの利用展開、発展は大きく次の4つのステップになります。

Accelerator、VDM、HANA Apps、Business Suite on HANA。順に説明します。

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  1. Accelerator: Agility
    • 既存アプリケーションの容易な高速化を実現 e.g. HANA CO-PA アクセラレーター
    • サイドバイサイドでくっ付けるだけなのでUIに手を入れる必要もアプリを改修する必要もない
    • 利用方法はERPレポートの高速化(SAP GUIのまま)やBOツールによるレポーティング(Explolerなど追加のUI)
  2. VDM(Virtual Data Model): Insight
    • Business SuiteにあるデータをレプリケーションしてHANAへ取り込み、アプリケーションはHANAに最適化されたビューとテーブルが用意されたVMDコンテンツとしてSAPから提供
    • SHAF(SAP HANA Analitycs Foundation)というRDS、Analytical Application、VDMをセットにした基盤
  3. HANA App: Innovation
    • サイドバイサイド型のインメモリーネイティブアプリケーションをVDMによって迅速に開発/提供
    • この時点では既存のBusiness Suiteアプリケーションは完全にはHANAに対応していない
  4. Business Suite on HANA: Integration
    • 最終フェーズとしてインメモリーネイティブなHANAに最適化された形態へ全面移行
    • OLTPとOLAPの完全融合を実現

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3. モバイル

講師: 関原正之さん(SAPジャパン)

SAPのモバイルソリューションは大きく5つのカテゴリーに分けられます。

  1. モバイルアプリ
  2. 開発ツール: SAP Mobile Platform(旧SUP)
  3. デバイス管理、セキュリティ: Afaria
  4. メッセージング
  5. サービス

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SAPのモバイル戦略のポイントは以下となります。

  • モバイルアプリの増加
    • エンタープライズモビリティ領域でSAPはリーダーのポジションにいる
    • SAPの標準モバイルアプリSAP App Storeで提供し、パートナーエコシステムにより爆発的に増加中
  • Windows 8などの最新テクノロジーに素早く対応
  • 計画はオープンに
  • 各用途に適した開発ツール/テクノロジー
    • お客様固有要件を満たすカスタムアプリの開発および実行環境にSAP Mobile Platformを提供
    • SUP、Syclo、Sybase Mobiliserがあり、将来的には共通化してオンプレミス、クラウドのシームレスな連携
    • カスタムアプリ開発プロジェクトの肝はターゲット(B2E?B2C?)、デバイス要件、同期かオフラインか、開発リソース/スキルを正しく見極めること
  • モバイル+HANA+クラウドでビジネスを革新
    • 新ビジネスモデルの創出
    • 例としてSAP Precision Retail(SPR)を挙げていました。既存システムと連携したSPRエンジンはHANAで稼働し、消費者のスマホアプリにプッシュ型で分析結果や位置情報に基づくクーポンを配信したり、リアルタイムなアップセル/クロスセルのマーケティングオファーを行うサービスです。動画を見て頂いた方が早いと思います

                   

いかがでしたでしょうか。ERP on HANAの発表がなかったのは正直肩透かしをくらったような感じですが、

モバイルを活用した新しいサービス提供の仕方、ビジネスの在り方の変革は想像するだけでワクワクしてきますね。

クラウドを活用した安価(無償)かつ迅速なインメモリーネイティブな開発環境も用意されましたし、

ぜひ皆様にもこの新しいテクノロジーを活用したアイデアをどんどん現実に作っていって頂けたらと思いました。

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