SAP on Windows Server 2012 サポート状況
9月5日からMicrosoft Windows Server 2012の正式提供が開始されていますが、
SAP対応予定についてもようやくオフィシャルに情報が出てきました。
詳細は以下のSAPノートを参照してください。
- Note 1752767 – Release planning for Windows Server 2012
- Note 1753578 – Windows Server 2012 in Virtual Environments
それぞれ9月24日(Version: 5)、9月20日(Version: 4)で更新がされています。
これによりますと、
物理環境
- Windows Server 2012上のSAPアプリケーションは2013/Q2に対応予定
- 対応するSAPコンポーネントはNetWeaver 7.0と7.3ベースの製品
仮想環境
- Windows Server 2012 Hyper-V(旧称Hyper-V 3.0)も2013/Q2に対応予定
- 対応ゲストOSはWindows 2003、Windows 2008(R2)、Windows 2012で64bitのみ
- 対応するSAPコンポーネントは上記OS上および仮想化基盤で一般的にサポートされるPAMにあるものすべて
- ゲストOSとしてのWindows Server 2012でサポートされるSAPコンポーネントは上記物理環境同様
- ゲストOSとしてWindows Server 2012を使用する仮想化基盤にはHyper-V以外にVMware、IBM INxHYも対応
Windows Server 2008の延長サポートが2018年7月から2020年1月まで伸びたことも先日発表されましたし、
どこまで早期にWindows Server 2012へ移行したいユーザーが日本にいるか分かりませんが、
2013/Q2まで待てない!というユーザー向けにFCS(First Customer Shipment)プログラムが提供されていますので
興味がある方は日本マイクロソフト様にご相談ください。
例えば、ゲストOSがWindows 2012だと仮想化基盤はESXi 5.1でデータベースもSQL Server 2012など、
条件はかなり縛りがありますがSAPから正式にサポートを受けられる形で早期導入できるのがFCSプログラムです。
ただし、お客様シナリオによってはSAP社から断られる可能性もありますのでご了承ください。
試しに評価版をインストールしてみました。SAPが入るかどうかは気が向いたときに試してみます。
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