*7月25日追記*
Note 1651862 – Release planning for Microsoft SQL Server 2012
が、7月16日付で更新されています。
変更内容として、NetWeaver 7.0ベースの製品が正式にサポート開始になっています。
NetWeaver 7.3ベースの製品は2012/Q3とのことでもうしばらくかかるようです。
*7月14日追記・修正*
7月13日付で以下SAPノートにさらに修正が加わっていました。
また、ノートやPAMには反映されていませんが、マイクロソフト社のブログによると
SQL Server 2012がSAP正式サポートになったという記事(SAP Support for SQL Server 2012)も出てきました。
Note 1651862 – Release planning for Microsoft SQL Server 2012
7月12日時点ではSQL Server 2012のSAP正式サポートはまだ開始していませんが、
セットアップに必要な情報がまとまった以下の2つのノートが7月11日付で公開されています。
徐々に情報が出揃ってきましたのでここで一旦整理しておこうと思います。
Note 1676665 – Setting up Microsoft SQL Server 2012
Note 1702408 – Configuration Parameters for SQL Server 2012
サポート条件
- サポートされるOSはWindows Server 2008 SP2、2008 R2 SP1以降。x86_64のみ
- サポートされるSAPバージョンはNetWeaver 7.0とNetWeaver 7.3以降を基盤とするSAP製品。
ただし、Solution Manager 7.0 EHP1以前やCRM 2007などいくつかの製品は未対応
NetWeaver 7.1、NetWeaver 7.2も現時点では未対応 - SAP Kernelは720_EXTへアップグレードを推奨。以下のパッチレベルを最低限満たすこと
- Kernel 7.00 ——> 278
-
Kernel 7.01 ——> 118
-
Kernel 7.20 ——> 70 (R3Loadによるシステムコピーをする場合はPL 221)
- サポートされる最小SAPサポートパッケージレベルは以下の通り
- SAP NetWeaver 7.0: SAP_BASIS = 26
- SAP NetWeaver 7.01: SAP_BASIS = 11
- SAP NetWeaver 7.02: SAP_BASIS = 11
- SAP NetWeaver 7.03: SAP_BASIS = 03
- SAP NetWeaver 7.3: SAP_BASIS = 07
- SAP NetWeaver 7.31: SAP_BASIS = 03
- SPの適用はSPAMではなくSUM SP4以降を使用すること
- NetWeaver 7.0ベースのJavaスタックはJDBC Driverのバージョン1.2が必要
- 分散インストールする場合はSQL Server Native Client 2012がSAPアプリケーションサーバ側に必要
インストールメディア
- SQL Server 2012のインストールメディアのマテリアルナンバーは51043020。
以下ノートは3月26日が最終更新となっておりRTM版の記載だが7月2日付で製品版が公開済み
Note 1684545 – SAP Installation Media and SQL4SAP for SQL Server 2012
- SAPインストールメディアは各コンポーネント(NWバージョン)ごとにInstallation Master DVDを提供。
- SAP Business Suite 2005 SR3 – マテリアルナンバー 51043738
- SAP Business Suite 7i2010 – マテリアルナンバー 51043745
- SAP Business Suite 7i2011 – マテリアルナンバー 51043746
- また、Note 1480785 – Creating a Modified Windows Kernel DVDに従ってカスタマイズしたKernel DVDを作成しておく必要がある
インストール、アップグレード、システムコピーおよびパラメータ設定なども手順や留意事項の記載がありますが、
これらは実機検証に基づいて順次確認していきたいと思います。
また、合わせて以下のブログもご参照ください。マイクロソフト社のSAP-SQL Serverチームのブログです。
参考ブログ –